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° ✧ 御礼 ✧ °
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喰寝丸太様
https://kakuyomu.jp/users/455834当方スランプなのに、ギフトありがとうございます!!( >д<)、;'.・
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執筆近況 φ(..)
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昨日、池袋の三省堂付近で『恋に至る病』の映画ポスターが貼ってあるのを見かけました。原作者の斜線堂有紀先生は、私の好きな女流ミステリ作家のうちの一人です。『斬新 THE どんでん返し』に掲載されていた短編「雌雄七色」は見事でした。
『恋に至る病』はミステリというより、シリアルキラーと僕との始まりから終わりまでを描いた作品で、何とも言えない「どうしようもなさ」の残る退廃的なドラマ。ミステリ要素は少なかったけど、猟奇的な殺人者が生まれた経緯と行動原理、身近な僕が犯人と関わりながら徐々に倫理から離れて堕ちていく様は、引きずり込まれるような読みごたえがありました。
ところで、既にご存じの方もおられるかもと思いますが、国内ミステリ界では『~に至る病』というタイトルの作品が続々と出版されています。
その始まりは、1992年に我孫子武丸先生が『殺戮にいたる病』を出版し、これがセーレン・キェルケゴール著『死に至る病』(1849年)を引用したパロディだったことから、今度は国内で『殺戮に至る病』に端を発するパロディ作品が相次いで出版されるようになりました。
2015年『死刑にいたる病』櫛木理宇先生
2020年『恋に至る病』斜線堂有紀先生
2022年 『陽だまりに至る病』天称涼先生
そして、今年の9月には我孫子武丸先生の企画した『〇〇にいたる病』というアンソロジーに、神永学先生、歌野晶午先生、背筋先生を含む6名のミステリ作家が短編を寄せています。
と、いつの間にかミステリ文学史のようになってしまいましたが、ここで私が何を言いたいかというと、世間に『~に至る病』がじわじわと広がる中、わたしはどうも別の病に罹患しているらしいぞ、と。
その病とは、物書きにとって致命的な、治療薬のない病。
すなわち、『完結に至らない病』DEATH _:(´ཀ`」 ∠): グフ......
原因はたぶん、自分の筆力以上のものを書こうとして自滅しているんです。『相良理快の明快推理』も『警視庁のクイーンと麻取のシャーロック』も更新が止まったまま。これはまずいです。非常にまずい。このままだと今年のカクコンに出す作品がありません!
今、リハビリ的に『PHOTOCOPY MEMORY』の短編を書こうと思って、もう、あまり表現をこねくり回さず、とにかく完結させることを目標に書こうと思ってます。
同じように苦労されている同志の皆様、お互い頑張りましょう。