幾つか話は書いていましたが、去年の12月以来は完結出来た小説がありませんでした。久しぶりの完結作品です。長かった…。
 
 書けなかったというより、完結させる意慾が続かなかった、モチベーションの維持が出来なかったという理由もあります。
 他にも、言葉を知らなすぎる、言い回しがいつも同じになる、という悩みからのモチベーションの降下もありまして云々。
 物語の先を考え過ぎて、頭の中にある物語の進行と、書いている物語の進行具合がてんで追い付かない。そういうギャップに疲れたというか、飽きてしまうというのも、コツコツと小説を書けなかった原因のひとつでした。
 とは言え、作者自身も終わりを全く知らずに書くというのも変な話で…(笑)
 自ら考えた物語の終わりを追いかけて行くのは、相変わらず継続する為に乗り越えなければいけない課題の一つです。
 楽しさを見出だせれば、何てことない課題なんですけどね(笑)
 
 そんなこんなで、中途半端に挫けて終わらせてしまうのが癖になりつつあって。なんとかそれから脱却しようと思い、新しいやり方をしようと思いました。
 別の小説アプリ(チャット型)で、とにかく完結させる癖を身に付けよう!作戦です。
 今は連載形式で投稿したり、(チャット型目線で)掌編や長編の話をコツコツと毎日投稿しています。
 最初は、毎日投稿するつもりは全くなく、今も特に「絶対に毎日投稿してやる!」という強い意思もなく。
 何となく「思い付いたから書くか」「こういうの書けそう」「終わり浮かばないけど、とりあえず書いてみるか」と、チャレンジ精神で書いています。(結局、書いている自分も終わりが見えていないじゃないか、という突っ込みは置いときまして)
 あとは、下書きというか、メモで書いてみる、浮かんだ物語を形にして保存しておく、という感覚で続けていたり。
 
 中途半端で挫折ばかりしていた時は、序盤でテンションかっ飛ばし過ぎて、後半でゴールの道のりの遠さに絶望する…。
 そういった気持ちで書いていたので、実に苦しくて、話を書いても書いても、書きたい場面まで届かない!苦しい!駄目だ!つまらない!と、苦悩しては、スマホゲームに逃げたりしました…。
 そうして、いつのまにか書くことに楽しさを見いだせなくなっていました。
 新しい物語を思い付いたり、下書きしたりしている時は楽しかったんですけどね。
 どうして、本書きになると苦しくて、嫌になるのかは、今は解決しています。
 自分が考えたイメージを言葉に書けなかったから。
 つまり、日本語の勉強不足であったから「凄い面白そうなイメージ(場面)を思い付いたけど、言葉で書けないぞ。どうしよう…」と、苦悩していた訳です。
 
 読み返したら「あれ?ここ急に場面が変わっちゃってる」と、感じて文章を足すということも多かったです。
 書いている立場としては、リズムよく話や場面が進んでいるように感じるのですが、読者側になると「なんだかいきなり話が変わったぞ」と、話の進み具合に差を感じたのです。
 はて、どうしてだろうか。
 考えたら簡単で、読者は一行を数秒から数十秒で読めるけど、書いている側は、一行の文章を思い付いて書くのに、悩み、考え、数十秒から数分、或いはそれ以上の時間を掛けて書いている。
 私はその時間の差に気がつくのが、とても遅かったのです。
 だから「やっと書けたぞ」と思って読み返したら「なんだか急いでるな…」という差を感じては足し、感じては足し…という作業に飽き、いつまでも終わらない一つの場面が嫌で「楽しくない!」になっていました。
 中途半端で挫折する私の誕生ですね(笑)。
 
 今となっては、毎日物語を考えること、時間を掛けて書いている時は実に楽しいです。いつも「あれを物語に出すならこういう風に書こう」「ここはじっくり楽しんでもらう為に、長く書こう」などなど。そんなことばかり考えるようになりました。
 物、だけでなく、自分の経験や思考なんかも練り混ぜたりして書いていたり。あくまで小説を書いているので、大筋はフィクションですけどね。エッセンスとして、練り混ぜるだけという意味。
 自分の嫌な過去やふと体験した日常の場面をフィクションとして使おうと思い起こすと、今までの生活が無駄というのはなく、どう物語として使ってみようかという、姿勢が大事なのだと、自分なりに思いました。
 なんだか偉そうというか、悟ったようなことを書きましたが、しがない一般人が、文学にかじりついて、なんとか形にしてやろうと奮起しているに過ぎません。
 私の人生の大半は失敗や後悔だらけですし、それを良さげにしてやろうと、利用してやろうという、狡い人間なのです。
 
 私が目指している小説は、
 ・五感を使ってもらう
 ・主人公の隣に立っているような或いは主人公とシンクロして五感を味わってもらう
 そういう文章を書けるようになりたいと思っております。
 まだまだ、そこまで手も届いていないだと挫折することはしょっちゅうです。ただ、辿り着かないからこそ、成長しようと強く思えるのは、辛いときもありますが希望でもあり続けるのだと思うときもあります。
 
「少女は幽霊と家出する」を読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました。
 このあとがきを読んでくださったら、とても嬉しいです。
 次の新しい話を書くのに、またしばらく時間が掛かりますが、そちらも読んでいただけたら幸いです。
 ご愛読ありがとうございました。