• ミステリー
  • ホラー

ネタバレ注意 レビュー、評価お礼

『諜報員明智湖太郎』に黄間友香さんから、『タイムマシンよ、お願い』に氷月あやさん、@tukiko_moonさんからレビュー、評価頂きました。
ありがとうございます😊


そしてここから『タイムマシンよ、お願い』ネタバレなので注意




















実はラストのシーンは、私としてはバッドエンド的にも読める余地を残して書きました。

具体的に言うと、タイムマシンを作って、時任に会いに行けたということ自体が朱の妄想であるという説と、会いにいけたけど、時任の時間旅行への考え方からして、彼がラストシーン直後、差し伸べられた手を取らず、恋に狂い、年増に片足踏み入れた朱に拉致される説を想定しています。

少女の純粋な想いが時の流れと共に捻れ、病んだ感じになってしまったのは、そもそもいたいけな少女を惑わせておいて、立つ鳥跡を濁したまま消えた時任のスパイとしての能力の低さを匂わせたかったのです。

また、タイムトラベルの可否はともかく、謎の記者はかつての同僚の不始末の尻拭いをしに来たのが真相なのでは…ともとれたり。

とにかく、「タイムマシン〜」は読者さんの解釈任せのところの多い作品です。
色々考察してみてください。

ちなみに、ものすごい余談ですが、朱という名は、愛が強すぎて魔女になり、さらに悪魔になってしまった某人気アニメの彼女から拝借しています。

4件のコメント

  • 私としては素直にハッピーエンドが好きなんですが
    ・時任はタイムトラベラーではなくスパイ
    ・櫻内は思い込みから本来ならその時代に開発されるはずのなかったタイムマシンを作ってしまった
    ・その歴史を修正するためにやってきたのが記者
    (5章の後にもタイムマシンを諦めさせるために色々と画策していく)
    ・そして修正されてなかったことになってしまった未来が6章
    というのがSF的な解釈としては好きです
  • >真白さん
    新たな解釈ありがとうございます😊

    2、3、5は私も想定していませんでした。興味深い。
    そうか、記者は歴史の修正者か。
    SF的に面白いですね。

    朱の手紙が昭和15年風の旧仮名遣いで書かれているのに対し、ジョージの手紙は戦後の現代仮名遣いで書かれているのも意図的なものです。
    未来人を装うためにわざと書いたのか、でも、それなら何故現代仮名遣いを知っていたのか。
  • こんばんは。

    私も気になっていたのが、ジョージの手紙は現代仮名遣いだったので、未来人と思っていました。

    後にジョージの正体が明かされ、この手紙はどういった意図だったのか分からないままです。
    確かに未来人を装っていたのなら、どうして現代仮名遣いを知っていたのか、それから冒頭の方でジョージはスマホのような携帯端末を語っていますし、インターネット的なものも語っています。

    んー、やはりジョージは未来人なのでしょうか。
    スカーレットがタイムマシンを使ったことで歴史が変わったのでしょうか。

    SF物は謎が尽きないですね。
  • おはようございます。
    レビューありがとうございました。

    未来人のふりをしているだけにしては、彼は知りすぎているのですよね。
    単に彼がめちゃくちゃ頭が良いので、予想が的確なのか、それとも未来人なのか、あるいは、昭和初期の人物ではあるけど、未来に行ったことがあるのか。

    その辺はご想像にお任せします。
    大いに推理してください。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する