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長編小説の進捗:10855文字

 メルカリで貯めたポイントで、任天堂のスイッチを手に入れた。
 でかくて重いので、長時間遊ぶのはむりそうだ。それで、ちょうどいいか。

 むかし、ヤマト運輸のドライバーさんからもらった、ノベルティーのミニカーをメルカリに出した。
 買い手が現れたので、ヤマト運輸の営業所に行って、先方に届けた。
 すこし、ふしぎな感覚に襲われた。流れた時間が金になった。

 しかし、人間というのはおかしな生き物だ。
 買った時は一生大事に持っていようと思っていた品々に対して、五年も経てばほとんど愛着がなくなる。
 たいていメルカリ行きになってしまった。
 買った値段に比べて、いちばん高くなったフィギュアは、七倍の値で売れた。
 時間だけでなく、私の思いも含まれた売り値。

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