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積ん読の積み方。

webで小説を書くのを趣味にしているくせに、読むのはもっぱら紙の本です。
このご時世にkindleすら利用していないという有様。

まともな本屋のなかった田舎育ち故、街中の大きな本屋へ行くのがレジャーかつ一大イベントだった子供時代の習慣と感覚が尾を引いているのでしょう。本を買いに本屋へ行くのが苦じゃないどころか人生のハリだったりします。

買った本は書店の袋に入れて置いておきます。

新しく購入するとまた袋ごと前買った本の上に積みます。袋ごと積むのは埃除けと日焼け防止のためです。

二度三度繰り返します。

決して読むのが早いわけではありませんので、読み終わる速度が積み上がる速度を上回ることがありません。

そのうち書店の袋に入ったままの本の小山が出来上がります。

自分の中で「さあて前に買ったあの本を読む精神状態が整ったぞー」というタイミングになり、本の山をひっくり返します。

その際に「え、私こんな本買ってたんだ……」という本がゴロゴロ出てきます。

焦ります。


……とまあ積ん読の地殻変動の流れを簡単に説明しましたが、袋に入れたまま本を積むために自分が何を買ったのかは忘れがちという問題がなかなか深刻でして。
やっぱりタイトルを目に見える状態で積むのと、見えない状態で積むのでは読んでない本への意識が変わってくるのですよね。見える方が「さあ早くあの本を読まなきゃ」という意識を維持しやすい。


なんとか埃や日焼けを防止しながらタイトルが見える状態で本を積めることができないものか……?
そんなことに頭を悩ませております。


──特になんの目的もなく雑記的なものを語ってみました。いつもの宣伝はお休みです。

2件のコメント

  • ピクルスジンジャーさま

    羽間です。
    こちらこそはじめまして。自主企画「モチーフはおとぎ話」のご参加ありがとうございます。

    「胴なし馬のファラダ」、楽しく読破しました。凛々しいリーゼルにわくわくしたり、悪徳な魔女にくすりと笑わされたり、短いながらも時間を忘れる作品でした。


    近況ノートの本の小山についての話、とても共感できました。私も紙の本をよく読んでいます。ピクルスジンジャーさまのほかの記事も読みたくなりました。
  • 羽間慧様

    ようこそお越しくださいました。

    「胴なし馬のファラダ」、お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただけてホッとしております。

    本作は普段異世界やフェアリーテール風の世界を舞台の物語は書かない私にとっては異色な部類の作品なので、自分でも「よく書けたなあ……」とつい振り返ってしまう作品です。私みたいな人間からリーゼルという人が出てきたのも自分でも信じられない。
    幸い気に入ってくださる方も多く、愛着のある作品でもあります。

    他の作品にも可愛くて楽しいものや読後感のよいものを目指したものもあるのですが、反面激しく下品でゲスだったりするものも含まれますので引かれないだろうかとヒヤヒヤもしております……。

    本の小山には悩まされますよね……、楽しい悩みでもあるのですが。

    よろしければまたお越しくださいませ。
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