シンガポールへ行く前は、神奈川県は横浜市に住んでいました。
当時の横浜市内の大きな本屋さんといえば『有隣堂』さんで、私は有隣堂さんの店の雰囲気はもちろんのこと、接客態度も品ぞろえも大好きで、お菓子買うなら本(活字)を買う!という子どもでした(笑)
実母は不思議な人で(笑)、TVアニメは見てもいいけれどマンガはアホになるから読んじゃダメ!でした。
TVアニメは見放題だったので(笑)、今の偏ったヲタクのワタクシがおります(笑)
そこは、感謝(笑)
なので、シンガポール日本人学校中学部3年の時に、初めて友達が一時帰国した時に買ってきた『りぼん』を見て感動しました。
『なかよし』とか『ちゃお』とかは見たことも触ったこともありません(笑)
日本に居た小学生の頃は、毎日、母の手作りのおやつと共に1冊の本がプレゼントされておりました(笑)
母が用事でお菓子を作れなかった日でも、新しい本は与えられておりました(笑)
母は誰が触ったかわからない本がキライなので図書館で紙芝居を読ませてもらう(?)ことはあっても借りて来ることはなく、本は必ず本屋さんで買ってきたのを与えてくれました。
年齢が上がるにつれ、児童書ではなく文庫本も読むようになり、自分で買っても良いという許可も出たので、ちょっと遠出して大きな有隣堂へ行くのが好きでした。
文庫本を買うと、上質な紙のブックカバーをかけてもらえ、そこ『本は心の旅路』という一言が印刷されており、私はその言葉が大好きでした。
都内だと有隣堂を見かけないのですが、ふと、あの手触りがよく色鮮やかなブックカバーが恋しくなったのでした。