私はシンガポール日本人学校中学部、ISS International School of Singapore、中央大学文学部文学科国文学専攻、代々木アニメーション学院東京校ノベルズ科を卒業しています。
#009では、大学の入学式の時に、大学4年間で進みたい業界に関する本を1,000冊読みなさい。そうすれば、その業界のことと自分に向いているか否かが見えてくる……と言われた話を書きました。
今回は、ISS時代に言われた興味深い話です。
インターナショナル・スクールは卒業に必要な単位を逆算してカリキュラム(科目)を選べるシステムで、私は『ドラマ(演劇)』のクラスを選択していました。
英語が母国語ではないこともあり、担当の先生にこう言われました。
海外の演劇に興味があるなら、英語の勉強も兼ねて読んだ本の高さが3mになるくらい戯曲や小説を読みなさい。それくらい読んだら、英語は理解でき、知識は身につき、演劇の世界だけではなく『世界』が広がるから。
おもしろいな!と思いましたが、当時、課題だった『シェークスピア』に関する文献の理解や『ロミオとジュリエット』の理解すら追いつけずに発狂しそうだったので(苦笑)、『目指せ!3m!』は目指す気にもなれませんでした(笑)
国や基準(?)は違えど、何かを極めたければ、それなりに徹底的に触れる(調べる)ことが大事だということをふと思い出したのでした。