「自分１人の力だけで生きていく」なんて傲慢にも程がある「言語道断の極み」と言ってもいい暴論ですよ。
人間って奴は１人ではなーんにも出来ないくせに何偉そうに言ってるんだ、と。
「誰の手も借りずに」焼き魚１匹作るだけでも「釣り竿」や「魚のエサ」を用意しなくちゃいけないし、釣った魚を焼くための「火」が必要だし燃料の「炭」や「薪」も要る。
釣り竿１つ作るのにどれだけ手間がかかるか。炭１つ作るのにどれだけの知識が必要か。想像しただけで途方に暮れる物だと思います。
それを「たかがお金を出しただけで個人の技術では到底作れない高品質のものを簡単に手に入る」事がどれだけ有難いか。
まぁこの辺の話は想像力が必要ですから、この話を聞くべき「傲慢な人間」には決して分からないと思いますが。
特に「お金」という道具は「お金で交換できないものを探すのがとても難しい」位にいろんな物やサービスと交換できるから勘違いしやすいのですが、
「お金」というのは「長期保存が出来て他の物やサービスと交換できる道具」に過ぎません。
ただ、さっき言ったように「お金は、お金で交換できないものを探すのがとても難しい」位にいろんな物やサービスと交換できる程「便利」な物ですから
「お金さえあれば何でもできる」と勘違いしやすいんですよ。この「便利さ」が「お金には魔力がある」と勘違いする原因になってます。
令和の世の中では「お金を稼げる」っていうのはそりゃあ凄い能力なんでしょうけど「失意泰然 得意冷然」という言葉にもあるように、そこでふんぞり返って威張り散らしたら先は短いですよ。
お金を稼ぐ能力は確かに凄い能力なんですけど、それだけです。お金が通用しない状況では全くの無力です。
例えば大地震などの天災に巻き込まれて水道管が壊れて水が出ない、電線が倒れて電気が来ない、ってなったらいくらお金を払っても自分だけ水や電気が手に入る。ってわけにはいかないんですよ。
繰り返しになりますが「お金を稼げる能力」って言うのは「お金を稼ぐことしかできない能力」って言ってもいいんですよ。
お金を持っていても通用しない状況になったらいくらお金があろうが無意味なんです。
そこをしっかりと分かれば自然と謙虚になると思うのですが、難しいよなぁ。何せ人間って奴は３秒でも目を離せばすぐ傲慢になって他人にマウントとりたがる「マウンティングゴリラ」ですから。
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