まず私はあなたに最初に謝らなくてはいけない事がある。
あなたたちは「今この瞬間」がつらい。だから「学校に行きたくない」と言っているにも関わらず、私は「将来」にしか目を向けてなかった。
夜中に虫歯で歯が痛くなっても「明日になれば歯医者さんに診てもらえるよ」って諭すような的外れをやってた。
歯が痛い人は「今、この瞬間」の歯の痛さを何とかしたいのであって、将来の事などどうでもいいわけだ。そこを分かってなかった。
だから今年はもう少しだけ共感を得やすく言えると思う。
「学校で学んだことなんてどうせ役に立たない」だから「退屈な授業に出たくない」って思う君には「そうではない」とは言わせて欲しい。
例えば建築業界に行くには微分と積分をしっかりと学ぶ必要があるし、物理の知識も必要だ。極論になるが、建築は数学と物理で出来ているのだ。
他にもボカロＰといった作曲家になりたければ音楽だけでなくこれにも数学の知識が必要になる。音楽の基礎は実は数学なんだ。詳しくは「音楽と数学」で検索をかけると出て来ると思う。
それ以外でもプログラマーになりたければ英語をしっかりと学ぶのは必須だ。何せプログラム言語の大半は英語がベースとなっているからだ。
それに、歴史をしっかりと学ばなければ「歴史は繰り返す」の名の通り、先人が犯した間違いを教訓として生かせない「コスパの悪い」人生を歩むことになるし、
公民をしっかりと学ばなければ現代の国内、あるいは国際情勢は見えてこない。
そして「国語」だ。国語の成績が悪ければ他全ての教科の成績が悪くなる。極論「教科書に書いてあることを書いてある通りに読めない子供」にとっては学校の授業は「毎日毎日先生が宇宙人の言葉をしゃべってるのを聞いてるだけ」で退屈なんていうものじゃ済まないだろう。
この「教科書に書いてあることを書いてある通りに読めない子供」は「書いてあることを読み飛ばして書かれていない事を継ぎ足して読む」んだ。
まともな大人なら「何でそんな事が出来るんだ！？」と完全に理解の範囲を超えているはず。それこそ「宇宙人に会った」レベルの信じられない事だろうけど、確かにいるんだ。
昔、俺は学校からの宿題で国語の教科書の音読を親に何回も聞かせるように言われて、それこそ「苦痛」以外の何物でもなかったんだが、それって意味あるんだな。
だから学校の勉強にはきちんと意味があるんだ。
一方で「いじめられているから学校に行きたくない」という子供もいるだろう。
ものすごく残酷な事を言おう。なぜ相手はあなたをいじめるのか？ それは「あなたをいじめるのが『正しい事』だから」それこそ「戦隊ヒーローが悪の組織を滅ぼすのと同じくらいに正しい」と本気で思ってるからだ。
それどころか「私はあなたから被害を受けた被害者だ。暴行に出るのはあなたから受けた被害に対して報復しているだけにすぎない」とさえ思ってる。
だから話し合いで解決する事は「何があろうが絶対に」無い。はっきりと断言しよう。話し合いでは『何があろうが絶対に』解決はしない。
そして先生はいじめを行う側の味方である傾向が強い。なぜなら「いじめられた人は自殺するか社会からドロップアウトするので教師になれない」からだ。
更に加えて言うなら「いじめられる陰キャはかわいくなくて、いじめを行う陽キャはかわいい」というのもある。
クマを殺すのはかわいそうなのは「クマは人間よりかわいい」からで、クマを殺す猟友会のオッサンは少なくともクマよりかわいくないので死んでもいいわけだ。
だから絶対に実行してはいけないガチの犯罪行為だが「ヤクザから拳銃買って相手を射殺するのが正しい」となる。
なぁに未成年には少年法がある。１人位なら殺すのもいい経験だし、朝日新聞も「１発だけなら誤射かもしれない」って言ってたから大丈夫大丈夫。
っていう話にもなってしまう。繰り返しになるがもちろんガチの違法なので絶対にやってはいけないぞ。
実際、アメリカでは生徒による銃乱射事件が毎年の風物詩になってるそうだ。
「学校に行くと殺されるのが分かっている」のなら行かなくてもいい。あなたにとって学校は「世界のすべて」だろうが命をかけるべき舞台では無い。
「学校に行くのは大事」だが「行くと殺される事が分かってる」のなら行かなくていい、というか行ってはいけない。
学校に行くことはもちろん大切な事だが、命よりも優先すべき程大事なものではない。学校に行く事は命を削ぎ落す事。となるのなら行ってはいけない。
どうしても反撃したい、かつ暴力沙汰を起こすほど勇気がないのなら、良い手がある。
いじめの記録、出来ればボイスレコーダーによる記録や病院からもらう治療の記録を取っておいて、相手が大学受験や就職活動の際に
「私はこの人からこんな被害を受けました」と大学や会社側に提出すると良い。とても楽しい事になるぞ。
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