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「異世界転移してみたら、いきなり賞金首になっていた件」を書こうと思った経緯

 我が拙作「異世界転移してみたら、いきなり賞金首になっていた件」のエリザベス編も終盤に入ってきました。そのエリザベス編が終わると、話も後半部に入ります。それに従って、話の核心に触れることが多くなっていきます。興味のある方は読んでいただければ、と思います。

 今回は何故この作品を書こうと思ったのかを、書きたいと思います。

 最初に思い立ったのは、異世界もので「カムイ外伝(作者:白土三平)」を書こうと思ったからです(カムイ外伝を知らない方はググって下さい。簡単に言うと主人公が抜け忍で、自分の出身の里から刺客が送り込まれる話です)。

 チャームのスキルを主人公に付与したのは、ライトノベルによく見られる「男性主人公のハーレム状態」を、わかりやすく作るためです。理由もなしに、普通の高校生が複数の女性にモテるのは不自然だと思ったからです。

 ただ、チャームのスキルを付与してしまったばかりに、物語がいつの間にか『桃太郎』のような展開になってしまいました。書いていると、当初の予定から外れていくのはよくあることなのかもしれませんが。

 主人公を賞金首にしたのは、「スクリプトドクター脚本教室・中級編(三宅隆太著)新書館」の中に、「物語ひらめきドリル」というものがあります。簡単に言うと、主人公の年齢、立場、きっかけとなる出来事等をサイコロを振って決めてしまう、と言うものです。

 私の場合、きっかけとなる出来事が「信じていた人に裏切られる or だまされる」となりました。そこから、主人公を賞金首にして、自分をはめた者に復讐を遂げられるのか? と言った話を書こうとアイデアノートに書き留めていました。

 つまり、「異世界もの」×「カムイ外伝」×「チャームのスキル」×「賞金首となった者の復讐劇」の組み合わせで設定およびあらすじを書きました。

 以上が私がこの作品を書くに至った経緯です。

 皆様はどのようにアイデアを練っていらっしゃるのでしょうか。

 機会があったら聞いてみたいですね。

 これからも「異世界転移してみたら、いきなり賞金首になっていた件」をよろしくお願いします。
 

 

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