まず、
『かつて英雄と呼ばれた男は、今や幼竜の世話係』について。
現在はすでに第八章まで公開しており、文字数も 20万字目前です。
ここまで積み上がりましたが、正直「まだ深いところまで描けていない気がする」部分もあり……。
この物語は完全に「書きながら考える」方式なので、まだまだ終わる気配がありません。
おそらく 全体の半分にも届いていない と思います。
国の陰謀や内乱といった重い展開はこれからで、今はまだ「わりと普通のファンタジー冒険」ですね。
最終的には 50万字を超えてしまいそうです。
◆ カクコン用に書いていた別作品の話
五行モチーフの異能バトルをテーマにして、
「現代アクション・異能バトル部門」に出すつもりだったのですが──
気付いたら バトルが一切ない 作品になっていました。
異能はあるのにアクション成分ゼロで、
むしろ オカルト/ミステリー/心理/人間ドラマ/刺さる系 が強く……。
どう考えてもアクションではないので、総合部門しか入れませんね。
しかも、当初は 12万字で終わる予定が → 20万字超え確定。
一度10万字を超えそうになると、毎回なぜか20万字に向かって暴走してしまう……本当に制御が難しいです。
本当は短い作品も書きたいのですが、
いざ書き始めると止まらなくなってしまって、
しかも生まれてしまったキャラや世界を中途半端に放り出すのが、どうしても嫌で……。
結果として、また長編が増えていくという沼に落ちています。
そして、
「だったらカクコンに合わせて新作をもう一本書こう」と思ったものの、
どう考えても時間が足りず……。
結局、今回はこの作品で参加するしかない という結論になりました。
正直、今回カクコンに参加する一番の理由は、
この機会を使って 少しでも多くの方に作品を見つけてもらえたら──
という思いからです。
ただ、私の物語は派手でもなく、エンタメ性も強くなく、
「これで賞を狙える」とはまったく思っていません。
そして何より……
タイトルもずっと悩んでいたのですが、
内容が一目で伝わるわけでもなく、
読者の方がとっつきやすいタイプでもない と自覚しています。
もっと内容を分かりやすく伝えつつ、興味を惹けるタイトルにしたかったのですが、
どうしても思いつかず……最終的にこの形になりました。
それでも、参加するからには、
ほんの少しでも「埋もれずに届く可能性」があるなら挑戦したい、
そんな気持ちで出します。
タイトルは散々悩んだ末に──
『影が守ったもの』
に決めました。
まずは 3話を公開し、頭の2週間は少し更新を多めに。
AIに「毎日更新だと読者の負担が大きい作品かも」と指摘されて、確かにと思い、その後は週3更新+夜21時投下にすることにしました。
今回も、自分なりに丁寧に書いていくつもりですので、
もしよろしければお付き合いいただけたら嬉しいです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
