カクヨムネクストで連載させていただいている『鬼の嫁入り』ですが、春分の日(3月20日木曜日)に全話無料公開となります!
また前日あたりにアナウンスさせていただこうと思いますが、この機会に読んでいただけると嬉しいです^^
予定が入れにくい飛び石祝日のゴロゴロタイムに、いつもとは違う空いた通勤電車の暇つぶしに、お彼岸参りのお供に!
飛び道具がお得意なお嬢様と、人類の括りから逸脱し気味な軍人【角なし公】の、少々血生臭い結婚譚を!
https://kakuyomu.jp/works/16818093081645756900時は大正。
女性は二十歳には結婚しているのが当たり前の時代で、結婚目前の十九歳で破談してしまい、行き遅れ確定かと思われた終身華族の娘、雪谷ユウ。
彼女は破談に傷心……
「ねぇねぇ、フク、知ってる?今、世間様では『女二十歳でとうがたつ』って言われているんですって!『とう』って育ち過ぎて食べ頃を逃したお野菜の事だって!っプププ、酷いことを言うわねぇ!」
「もう十九歳で、目前だった結婚式を奪われたお嬢様が笑っていい内容じゃないですよ……」
「ね!崖っぷち過ぎて、笑えないのっ!仕方ないから、もう出荷は諦めて、フクたちを私の子供って事にして、生きていこうと思うのよ。私、手先が得意だから女工とかやって、いいお母さんになるわ。ね、どうかしら?」
する事もなく、女中として引き取った妹分のフクと、前向きに市井で生活しようとしていた。
直後、そんな彼女に新たな縁談が申し込まれる。
お相手は、幕末より突如現れ始めた異形の化け物『鬼』によって奪われた生活圏を取り戻すための戦の、先鋒を務める軍人、東雲杜人。
彼は素手で鬼の首を捻り切ると噂される剛力で、その恐ろしさに本物の鬼ですら裸足で逃げ出すと言われる、鬼よりも鬼らしい【角なし公】という二つ名を持つ男だった。
「私は頑張って、ここに入るにふさわしい人間であることを旦那様に証明してみせるわ!最悪嫁入り拒否されても、繋がりを得て働き先は確保してみせるわ!」
新たな縁談を全力で獲りに行く、生活力あふれるお嬢様と、恋愛面はポンコツな軍人が、結婚するまでのお話です。