藤屋順一

僕──宮間美咲（みやまみさき）の誕生日は2月29日のうるう年の日。 そのため、普段は2月28日に誕生日を祝われている。 私──小森優衣（こもりゆい）の誕生日は2月29日のうるう…

軍人やってる俺とあいつの腐れ縁。 可愛い分隊長に心ときめかせることが出来たら、どれほど楽だったか。 俺の話を聞いてくれ。 この短編をもとにして、公募用の長編を執筆。 …

一話完結。Twitterで書いたものを加筆修正してます。 女しか生き永らえない血統ながら、奇跡的に生き残った男児にまつわるお話。

　高校生になったばかりの染山琉生には、人には言えない秘密があった。 　それは、人の感情が色として見えること。 　元気な時はオレンジ、やる気に満ち溢れている時は赤、元気がない時は青…

私はきっと、異星人(エイリアン)なんだ。 だって普通とは違う。 私は女で、そして女の子を好きになった。 この星の重力は重すぎて、 この星の空気は息苦しい。 だからきっと、私…

小さな町の小さな教会で、悪魔とシスターがチェスをします。悪魔が何をするか分からないので、決して二人の勝負から目を離さないでくださいね。 ノベルアッププラスにも掲載 ©️三ツ沢ひ…

伯爵家の令嬢スカーレットは王子の側近である公爵家の三男マーベラスの婚約者である。 しかし、成人祝いのパーティーでマーベラスは大勢の貴族の前でスカーレットを糾弾し婚約破棄を宣言する…

主人公は今日初めて深夜に家を出た。 人影はなく、世界に取り残されたかのような感じ。 でも一人だけいたらしい。

生徒会の仕事に失敗をする主人公、佐倉《さくら》は生粋の風景写真好きである。 そんな彼女の前に現れざる負えなかった生徒会関係の男の子が被写体向きで……？ 彼に出会ったその日から彼女…

半年前に会社を辞めた紅葉《もみじ》は、それまで行きつけだった洋食店『ほこほこ屋』が今日で閉店することを店先で突然知った。 ※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一…

　戦国時代最高の有名人、織田信長の幼少期のおはなし。 　吉法師こと信長は、赤ん坊の頃から、それは、それは、あばれんぼうでした。 　なんでも、あまりに気性が激しすぎで、乳母の乳首…

瀬戸内のとある神社の一人娘、未神楽（みかぐら）瑞穂（みずほ）の朝は境内の掃除からはじまる。 そこに毎日やってくる少年、村上（むらかみ）巡流（めぐる）は、大吉を引きたい。とても引き…

気付いたら寝ていた、なんてよくあることだ。授業中、電車で移動中、読書中、ゲーム中、例をあげるだけでも枚挙にいとまがない。 でもそれ、寝ていたわけではないんです。ほんの少し、長いま…

もう生きているのが嫌だと思って、とにかく山奥へ向かった。電車に乗って、周りの景色が森みたいな無人駅で降りて、ふらふらと彷徨い歩いた。 そこで私は、なんかとても西洋風なエルフ達に…

第一回アップルパイ（恋愛）文学大賞参加作品です。 アップルパイはアメリカでは家庭料理。ひとつひとつの家庭にオリジナルのアップルパイの味がある。 これは自分達に合うアップルパイの…

受験期に突入する私は、小説を書き終えることができなかった。親からは勉強をしろとばかり言われる。当然だ、受験を一年後に控えているのだから。 さて、私はどうなるのだろう？

美味しければいいてもんじゃない、今回は短編出張。 料理上手のおうちカフェなら任せて女子　嘉穂が、料理下手女子に指南します！

ふたご座流星群を見ていた達夫は、父の光男が泣いているのをが気になる。

大型チェーン自転車店の店長。 売上が低迷していることを上司に告げられ日々の働き方を悩み続けている。 上手く行かないことばかりの毎日に、不安とあせりは積み重なっていく。 そんな中、…

【通勤時間やお昼時間に、サラッと読めるさわやかな大人の恋愛短編です】 「――女のくせに」 仕事を頑張れば「バリキャリ女子」と揶揄され、出世をすれば「女性活躍推進枠だろ」と言わ…

BSS（僕が　先に　好きだったのに）に脳を破壊され尽くした男の子と、彼を追う内に段々BSSにハマっていく女の子のラブコメです。約10,000字です。

　王国では婚約破棄の劇や小説が流行り、婚約破棄をすればもっといい出会いがあると評判になっている。 　侯爵令嬢ヴィオラは婚約者・公爵令息ユリシスと子爵令嬢が仲良くするのを見て、シ…

ふと、昔亡くなった祖母がどんな人だったのか知りたくなった。

俺、本村圭輔（もとむらけいすけ）は、試合前のルーティーンを終えて、ベッドに倒れ込む寸前。 向かいの家の窓から顔を覗かせる、幼馴染の上野亜弥を見つける。 亜弥は明日の試合、応援に来…

ステイホームが続いた昨年のある日、夫が突然言い出した。 「熱帯魚を飼いたいんだけど」 かくして、我が家にアクアリウムが設置された。 私は横から見てるだけですが。

どこまでもどこまでも、人が歩く道の先にある白い線。 通れば消えてゆき、たまに唐突に途切れていることがあるその線には、 それが見える者には辿ってはならないものがあった。

「この娘を連れて行ってはくれないか」 死に場所を探していた男が押しつけられたのは、一枚の美しい鱗だった。 それはその鱗一枚を残して貴族に食われた、人魚のものだという。 男は鱗を…

　モデルとなった方には了承を取っており、某出版社様や某編集部様へ対する誹謗中傷でないことを理解下さい。 　 　そ・し・て、「カクヨムコンテストはWeb作家のお祭りです。『こちらで…

電車に乗ってとある場所に向かおうとしている人。 そんな人の隣にいながら色々と思い出している人。 2人は何を想っているのか。 2人は何を感じているのか。

同じオカルト研究部に所属する先輩が訳あり物件に暮らし始めた。 悪寒がすると言うけれど、この部屋にいる幽霊とは……？

知的生命体の進化に誰かが関与している!? 知的生命体があるレベル以上の技術を持つと、突如現れる『銀河連邦』と名乗る異星人。 彼らは知的生命体に合格プレートを渡していくが、何の目…

帰りのバスで、隣同士。貴女はなんにも知らないままでいて欲しい。 ──────────── 【他掲載先　※敬称略】 ─ 【文学賞参加実績】 カクヨムWeb小説短編賞202…

ロンドンから東に74㎞ほど進んだ英国の東南端、テムズ川の河口域に位置するシュピー島を中心とした完全環境型の独立都市ノア。 彼方にある異国より輸入した最新式の蒸気機関が吐き出す煙…

とある文芸部員たちのしょーもない日常の一コマ。 ※「小説家になろう」「ノベプラ」重複投稿となります。

◆結婚指輪をマリッジリングと呼びます。 『マリッジ◎マリッジ』と言う本を私は将来書くことでしょう。 そして、夢の中で捲っては、心に過ったあの感謝の気持ちや締め付けられる程の心苦し…

森野燦太、３５歳、クリスマスイブの夜に人生の一大選択をしなければならない。 高校時代からずっと片思いをしていた女神・関本優唯。 専門学校時代からずっと自分に片思いをしていて、…

【カクヨムコン一次選考突破】 気に入ったら高評価、ブクマお願いします！ 【あらすじ】 若い頃は関東一帯をシメたりとヤンチャをしてたけども、今は子供たちが道を外さず、それぞれの…

私は琥珀を買わなかった。琥珀どころか、化粧品も、伝統工芸品も買わなかった。

ある貧しい村で起きた、短いお話。 新作の異世界モノもよろしくお願いします。 ↓「過ちの王から始める異世界選択」 https://kakuyomu.jp/works/168169…

歪んだ愛とは何かを姉に問えば、姉は遠い日の話をしてくれた。それは学生時代の素晴らしいお茶会の日々。帰郷した姉と繰り返されるピクニックの謎が解けるとき、私は知りたかったものをようや…

甘くて苦い、ある一日の出来事だった。 俺の下駄箱から、上履きが無くなっていた。 「お困りのようだね……。黒崎少年」 困っていた俺の前に現れたのは、中学からの同級生で、よく暇を…

学園で聖女様と呼ばれる女子生徒、立花花音（たちばな　かのん）。彼女は容姿も性格も成績もよく、誰にでも優しい聖女のような存在である。でも彼女は僕の前だけでは少し違って――。

入社して三年目でドイツに駐在することになった瀬崎宏愛《せざきひろなる》。ストレスのせいか、この暗い天気のせいなのか、慣れない地で悪夢にうなされるようになり……

ブラックな会社に自身をおしつぶされそうになった男は、逃げるように南の離島に訪れる。 東京での暮らしを忘れ、南の島を満喫する――しかし彼には、ひとつだけ懸念することがあった。 そ…

カフェでJKを観察するだけの話です。この紹介文に嘘はない。嘘ではないです！

日課の読書をしていたら、スマホから告げられたのは莉緒が死ぬ日だった。 毎日のようにスマホから告げられるカウントダウンに最初は信じなかったけど、 どんどんと追い詰められていく。 そ…

蜜キンカンになったつもりの擬人化エッセイで御座います。 お店の番。販売の最中に転寝をしていた主人公。いざ目を開けてみると。何故か自分自身がキンカン。蜜キンカンへと変貌をしているか…

Aは少女を拾った。少女はAに拾われた。