ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、創作ノートから、作品に関連する情報、一口メモをご紹介します。
作品と合わせてお楽しみください。
⚫️写楽
謎の絵師、と言われています。活動期間も短く、さまざまな文学や映画の題材ともなっているように、著名な絵師の裏ペンネーム説、複数人説、ロマンかきたてる存在でもあります。
浮世絵は木版画なので、その下絵を描いた人が絵師になります。下絵を描き、色の指定なども行っていて、現代でいうイラストレーター兼アートディレクターのような存在だったようです。
写楽が活躍する以前、浮世絵は、風俗画、美人画が優勢だったそう。それを役者絵に応用して大変な人気を博したのが、写楽だったようですね。
目のつけどころが良かったのかも。もっともそれが、写楽本人のものなのか、版元の思惑だったのかも、知る由はありません。
……と説明しておきながら、今回の物語で写楽先生は取り上げません。あしからず。
あなたの興味や創作の種になったら嬉しいです。