本日より、
虚無な人生を終えたので、二度目はケモ耳メイドとして魔物を愛でながら飼育係の青年にお世話されます。 - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818792440016881872を、毎日投稿します!
以下、あらすじ
投稿分よりも少し先の展開が書かれているので注意です。
「君は僕と同類だ」
不慮の事故で亡くなった女性、犬井真緒の前に現れた神は、そう言って笑った。
曰く、犬井には人間の心がないのだという。
人間になりたい神は、自分によく似た人間を集め、自分の世界で転生させている。
空虚な生き物が人間に代わっていく姿を観察し、参考にするために。
犬井真緒も、神様に選ばれた人間の一人だった。
転生した先には、犬井の渇望する何かが存在する。
そう説明され、獣人として生まれ変わった先には獣人差別主義者の屋敷があった。
そこで、犬井はトレーという孤独で捻くれた青年に出会う。
魔獣使いの半獣として屋敷から疎まれるトレーと、同じく屋敷の中では厄介な客人として冷たく当たられる犬井。
自分を人間として扱い、世話をしてくれるトレーの側だけが、犬井にとっての安らげる居場所となった。
あっという間にトレーに懐き、彼のことが大好きで堪らなくなった。
対してトレーも、生まれて初めて自分に好意を向け、真っ直ぐな愛情を向けてくる犬井のことが気になり始める。
甘酸っぱい日々を送る二人だったが、ある日、事件が起きた。
トレーに発情期がやってきたのだ。
犬井を襲いたくないからと部屋に閉じこもるトレーに対し、詳しい事情を教えてもらっていない彼女は何が起きているのか分からない。
結局、部屋に入り込んでしまった犬井はトレーに襲われてしまう。
責任を取るために恋人になりたがるトレーと、彼が「自分のことを好きじゃないなら」付き合いたくないと言い張る犬井。
拗れた価値観を持つが故に犬井への恋心を認められないトレーと頑固な犬井の恋愛は平行線だ。
今日もトレーは犬井を手元におさめるべく、チョロい犬井を甘く誘う。