私は下戸です。
ビールをコップ半分ほどでも飲むとすぐに顔が赤くなり、やがて寝ます。
煙草も吸いません。
両親がヘビースモーカーだったのに不思議な話です。
では、嫌いか?
そう問われると、答えはノーなんです。
飲み会は好きですし、周囲で煙草を吸っている人がいても気になりません。
禁煙場所で煙草を吸う、酔いすぎて暴れるなど、迷惑になる行為に発展する場合は別として、個人の嗜好に口を挟むのは不粋なことです。
不快に思ったらそっと去ればいいだけですからね。
嫌いではない理由ですが、やはり憧れのようなものがあるからですね。
拙著『羽鐘司令とスマホ少尉』で、羽鐘司令はハードボイルドを気取ってシガレットチョコを咥え、ブランデー代わりにウーロン茶を飲んでますが、これはまさに憧れの具現化です。
私もだいぶ年齢を重ね、白髪も増えてますが、酒も煙草も知らないので、やはり子どもっぽく思ってしまいます。
渋い頼れる大人になりたいものです。
そんなキャラではないのですが(笑)
また、創作においても、大人の表現として素晴らしいアイテムですよね。
お酒と煙草は、雄弁に物語る。
喜怒哀楽に大人の哀愁を持たせられますよね。
名作の中にも多数描かれている、創作する人にとって欠かせない演出を提供してくれます。
昨今、害ばかりが語られがちですが文化の象徴として、もう少し優しい目を向けてもいいのかな?と思います。
そして、愛好者は、そんな大人の文化を守るために節度を持った楽しみ方をしてほしいですね。
憧れるような大人ですから。