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蕾花(代理)の恋愛状況 若干の性描写(絵にはありません)

 そういや依澄潤花ちゃんとお付き合いしているという変の話をぼかしたままで全然触れてないな、と思ったので蕾花ちゃんの現状を絵に。

 典型的なバカップル。おまけに現在発情期なのですが、さすがに彼らも理性はあるので「付き合って一ヶ月で肉体関係は早すぎる。子孫繁栄はもっと互いを知ってからだ」と認識しています。

 何度か言っていますが常闇世界の妖怪は恋愛感情と性欲を結びつけて考えず、性欲はあくまで「子孫を残したいという本能からくるシステム」と割り切ってます。
 なので相手を見極めている間の「恋愛期間」に子孫を残そうとするケースは稀で、デキ婚じたいもなくはないですが絶対数は少ないです。

 遊郭に行って発散することもありますが、もちろん避妊薬や術を使い、子孫繁栄は絶対しません。妖怪にとっての子孫とは「己と最愛のひとの力を継ぐ次世代を作る、血の結晶」みたいな認識であると思っているので、ゆきずりの相手と作ることはまずないです。
 いわゆるサキュバスですら性行為は食事と見做し、子孫は作らないという設定。

 燈真君と椿姫ちゃんはまあ、非常に仲良しで、強いて言えば桜花君をちょっと蕾花ちゃんの部屋で寝かしつける回数が増えている、とだけ言っておきます。
 狐は冬が恋の季節ですので。


 なおこの辺の設定はここ最近、九月〜十月ごろに考え始めたことなので、それまでの設定と矛盾が生じてますが、あんま深く考えないでください。
 常闇之神社に限って言えばそこまでガチガチに作ってはいないので。

4件のコメント

  •  何か解りやすくまとめてあって嬉しい限りです。
     愛する相手としか子孫を残さないという事は、「腹は借り物」という言葉は常闇世界では死語ないし通じないって事なんだなって言うのは解りました。九尾シリーズの場合でも、女妖怪が上位の事が多いですが、政略結婚による繁殖もままあるので……

     妖怪の発情期については、私の方では種族や個体によるという感じです。動物由来の妖怪は、妖怪化から代が薄いほど発情期が限定的ですが、代を重ねた妖怪の場合は発情期が無くなる(いつでも発情できる)様式になるって感じです。
     ちなみに雷獣は、種族単位で妖怪化しているので、年中繁殖可能なようです。

     発散云々については、実の所私はあんまり考えていませんでした。まぁその……そういう事を考える・物語に盛り込むのが苦手というのがありまして(小声)
     でもなんか常闇世界での設定も見ていると、やっぱり蕾花様らしい(?)設定だなと思いました。
  •  そうですね、腹は借り物って考え自体ないです。ただ、常闇之神社にはありませんが、常闇世界全体(ゴヲスト・パレヱドやワヰルドハント)には政略結婚があります。その場合、男の発情期に合わせて女性を媚薬で強制的に、なんてこともあります。結構非人道的なことをしてます。
     とはいえワヰルドハントの世界では特に、女性妖怪が嫁ぐ際、特に力のある家は当主の前で御前試合を行い、花嫁に勝てる花婿に嫁がせるという風習があります。主人公の臥龍家はまさにステロタイプな家なので未だにそうしてます。
     実質龍に勝てる妖怪以外に臥龍の女はやらんという理屈なので、どんどん強い子孫が残っていきます(だからこそ主人公とその父は五行を全て持つヤマタノオロチが覚醒したとも言える)。

     確かに世代交代してオリジナルの獣の因子が薄れていったなら、発情周期も変えていいかもしれないですね。特に混血児の場合は年に複数回、あるいは常にみたいでもいいかもしれません。

     まあこの辺の話題って人によって「そもそも好きじゃない」ってことありますもんねえ。
     私はわりかし生々しい環境に身を置いていたので、特別な距離や壁は感じなくて、「まあ愛と性が混じり合っちまうもんだよな」と結構ドライに考えてます。
     個人的に愛が性欲で穢されるという考えは好きではないので、それが常闇世界の設定に繋がってたりしますが。
  •  正直な話、私は結構生々しい話はやや苦手な部類なのかもしれません。所謂「オトナの関係」になっているおきつね彼女ですら、直截的な表現はぼかしていますしおすし。

     あと何故か愛情と繁殖が別物という言葉を見た時に、世継ぎを作るのは正妻(あるいは正式な夫)相手で、純粋な愛情は妾や愛人に向かうという事なのかな……と思いました。
     雪羽君がかつて源吾郎君に「複婚を許容していたら米田の姐さんを妾にせざるを得ない(=政略結婚でさせられる可能性がある)」「自分の母は父を愛人にしてきちんとした相手を婿にしていたら長生きしたかもしれない」と述懐したのはその辺りの話を踏まえての事です。

     なお、野良妖怪の類は何となく繁殖して子供を育てているのかもしれません。それこそ生々しくなりますが、子供って育てるのは手間がかかりますが、育てば自分の仲間や味方になりますので。
     というか、九尾シリーズでは自分の手駒として仔を産んで育てている奴もいます。山鳥女郎とかですね。というか紅藤様も、胡喜媚の孫としての息子を傀儡として育ててますし。
  •  実はなんとなくそうかもしれない、とは思っていました。
     ただ、一方で生々しい描写を読まれるケースが過去にあったので、「好みか否かは割り切って作品として楽しめる大人だな」と尊敬していました。私はわりと嫌いなものは嫌い、と切り捨ててしまう、いわゆる食わず嫌いが多いので。

     愛も繁殖も正妻・真の夫にしか向かないですね。無論政略結婚した夫婦は別かもですが、少なくとも生前ひどい死に様だった者が多い常闇之神社ではそのようなことはないです。描いてる私が不安になるくらいみんな純情なんですよね。君らもう少し汚い面を見たほうがいいぞ、と思うことがあります。あるいはその反動が、メイン連載に向いてしまってバイオレンスにつながるのかもしれません。

     雪羽君はかなり家庭事情が濃いんで、色々考えるんでしょうね。おまけに本編段階ではかなり多感な時期だと思うので、なおさら。
     あの時分に、それこそ家督争いとか実の親のこととかあったらそりゃ結婚するのも遅くなるよなあと思いました。慎重になるというか、「一旦俺はいいから、みんなの幸福を見守ってひととき安心したい」みたいに思うのかな、と。

     ああ、狼とかまさにそうですよね。父親が長で、子供たちが借りを手伝う手下、みたいなのを聞いたことがあります。
     ただそこに奇妙な野望が絡むと「相互扶助」から「搾取、利用」になるんだろうなあ、と斑猫様の話を伺っていると思いました。
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