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白黒ラフ書き 稲尾菘(100歳ほど)

 約八十年後の菘。百歳にして八尾という異質な力を覚醒させ、武力こそ準特等レベルの水準でありながら独特な気配と妙な神気を纏う。
 姫巫女の刺青を施され、常闇様の寵愛を受ける、ある種のシンボルとしての(偶像=アイドル)象徴。

 妖力総量には限度があるとはいえ、妖力治癒、それを他者に施す超高等技能を体得している。

 しかし天真爛漫な性格は相変わらずで、舌足らずな喋りは改善されているが明るい口調と振る舞いは変わっていない。

 神眼をほぼ完成させた状態で運用し、幼少期の「崑」撃滅に貢献した功績も幽世住民の記憶に刻まれている。
 ヤオロズを完全に消し去ることができる最強の術式「天焦がす狐の火」を操った。

 攻撃術の攻撃能力だけでいえば、柊、蕾花、嶺慈をはるかに超えるが、菘の性格上たとえ呪術師にも生者には使わないため、戦闘員としては数えられていない。
 しかし対魍魎戦闘における殲滅率は、百歳段階で蕾花並みに達する。課題は体術だが、そこは桜花、雷疾、万里亜、垂氷(竜胆と氷雨の子)、椛(桜花の妹)の親衛隊が対処している。


 ざっくり未来予想菘ちゃん。
 本当の意味で最強となった、お色気もふもふ。
 ヤオロズを完全消滅させる術式を持つ唯一の妖怪。平安時代の戦いでは柊はヤオロズを滅しきれず、己の大半の力と引き換えに要石に封印して魅雲村に安置していた。

 しかし、なおも菘にとっての最強の妖怪は椿姫で揺るがないというのは、彼女にとっての姉の背中の大きさを物語っています。

4件のコメント

  •  百歳で八尾って尻尾の数多い……多くない?
  •  すごく……多いです。


    八十年後常闇之神社

    菘「なんかすっごい増えたね私」
    椿姫「なんでやろなあ」
    桜花「すず姉やべー。僕まだ五尾だよ」
  •  ちなみに源吾郎君は百歳の時点で五尾行ってるかどうかって所ですかね。その代わり(?)直系・傍系問わず子孫には恵まれてます。子供たちは八十歳~六十歳なのですが、半妖(62.5%妖狐)なので、もしかしたら孫もいるかもしれません。
     傍系は甥姪ですが、こちらは人間の血が濃い(15%ほど※)ので、やっぱり子孫はいる感じですね。
     雪羽君は……何か結婚が遅そうな気がします。弟妹が大きくなってからとか、次期当主の件が片付いてから結婚しようと思っていて、気が付いたら……みたいな感じになってそうです(汗)

     実を言えば、九尾シリーズ本編が完結したら、源吾郎君の甥である政信君を主役に据えた長編を書こうかなと思っています。諸々の事を考慮して、九尾シリーズよりコンパクトな話にはなりそうですが。

    きつね四郎「五尾でも尻尾多いんよな」
    ラス子「オマエモナー」
  •  源吾郎君は一族に恵まれますねえ。とはいえ百年単位で一本増えることを考えれば百歳で五尾ってそれもまた異質なくらいですよね。
     こっちの話になりますと、桜花君は万里亜ちゃんと結婚し、稲尾と霧島・大瀧の血を引き継ぐ子を産むみたいな予定があります。
     雷疾君はなんとなーく、秋唯さんとこの子とくっついて最強雷獣ポメラニアン(冗談)を……みたいなイメージです。
     垂氷君と椛ちゃんはそれぞれ別の血族とゆっくり、みたいな感じですかね。菘ちゃんは完全に常闇様に召し上げられて神の伴侶、みたいな感じです。

     政信君って確か火遊びの子でしたっけ? 何やら、まだ一悶着起こりそうですね。

    蕾花「菘が俺を超えた。いや、そもそも俺は九尾だが?」
    竜胆「馬鹿にナイフ持たせんなってそれ一番言われてるから」
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