ビックリし過ぎてもう大変(笑)
 しかし講評が自分の思ってたままの通りに書いてあってさらに吃驚。

 さて、こんなこと書くのは私ぐらいだしほとんど読まれないだろうから、どうして『洗剤君とお隣さん』など書いたのか経緯をここで暴露します。

 あれはあの一大ムーブメントを巻き起こした『電車男』から始まっているのです。きっかけ自体は別途アップしている小説論に記載の通り、電車の中で半自動筆記的に冒頭だけが出来上がったのですが、その続きを書こうとする際に『電車男』みたく主人公の名前を付けようと、それで「洗剤男」になったのですね。で、そのまま『電車男』のように主人公は2ちゃんねらーに助けられながら恋を成就して行くというストーリーになってました。

 確か『電車男』が始まってから二年くらい経ってから書き出したので2006〜7年頃でしょうか。ただし当時は完結してません。登場人物の山本と御崎さんが結婚約束するくらいで終わってました。どこで書いてたかというと、超有名な前時代的SNSのG○○○の日記です。読者は確か三〜四人くらい(笑)。結構小説書いて遊んでる人がいらっしゃって、感想を交換しながらやってましたね。でもそのSNSの○○○Eは好きじゃなかったので、完結させずに退会しちゃったんです。

 それから約十年くらい経ちました。何故、それを今回カクヨムで書き始めたかというと、無職になったからです(笑)。前職で色々耐えきれなくなり、辞めたんですけど、決まってたはずの転職先から社内事情とやらで断られましてね。それでハロワ通いしてたんですけど、暇で暇で仕方ないので、よっしゃ! あれを完結させてやろうとふと思ったんです。Webははてなをよく利用するので公開場所がカクヨムになっただけです。

 しかし話は途中まで出来上がってた筈なのに意外に苦労しました。一つは携帯小説とは異なること。携帯小説って一文を短くしないと読み難いんですが、カクヨムだと一般の小説並みに書かないとスカスカになってしまうのです。携帯だと地の文などあって無きが如しくらいがちょうどいいのですが、カクヨムではそうもいかないんです。次に、もはや2ちゃんねるなど登場させられない時代になっていたこと。実はこれが一番苦労しました。2ちゃんねらーのアドバイスやあの独特のノリが重要だったのに、それが使えない、じゃぁどうしようかな、と。考えあぐねて、ヒロインの一人、神崎恵子をアドバイザーとして使うことにしたのですけど、かなり話が別物になってしまって苦労しました。あと、カクヨムは本気でプロデビューを目指す人もいっぱいいるみたいなレベルの高さを感じていたので、それがどうしても気になって、こんなんでいいのかなぁ? とずっと思いながら書き進めていました。

 で、書いてるうちにだんだんと楽しくなってきたのですが、転職先を早く決めないと生活自体が危ういという段階に達しまして(笑)。それで焦ったんです。なんとか早く終わらせておかないとあかん、と。それで後半はボロボロ。文字数が多くなりすぎかも?と15万文字超えたあたりから気になりだしたというのもあったんですけど(どこかで大体その程度にしておけ、みたいに書いてあったのを気にしちゃったんです)、とにかく完結させることがまずは目的だったので、ほとんど無理やり終わらせてます。辻褄だけなんとか合わせておくので精一杯でした。何度か部分的には大幅な改稿作業はしましたが、全面刷新は無理でした。

 そんなこんなで、まさかのコンテスト特別賞受賞。中間選考突破だけでもびっくり仰天だったのにね。しかし、何はともあれ一生懸命頑張って書き進めたことだけは事実です。真面目な話、講評でも自分がこう書きたかったってところはその通り認めてもらってますので、本人的には非常に嬉しく思っています。さすがですね角川書店!伊達に何十年も角川やってないよなっ!(笑)

 ところで次回作ですが、現在公開中のものは自分的には鍛錬のために書いているものです。鍛錬、ていうか修行というか。本当に書きたいのは今は下書きに戻してます。あれこそ本気で書きたいんだけど、どうなることやら。

 ともあれ、出来はさておき、小説書くのは楽しいです。コンテスト受賞よりもそっちの発見の方が遥かにデカイです。いやー楽しい楽しい。結構大変だけど。

追記:転職は一応ちゃんと出来ました。