以下散文。

百合SFが書けた。これは私にとって大きな進歩である。

SFを百合で語る百合SFというのが昨今のブームであるのかなぁと思ったりしている。ありがたいことだ。こういう言葉を使っていいなら「お得」だ。百合も見られてSFも見られる。「女の子同士の絡みがみてぇ~」「硬派なSFも読みてぇ~」みたいな、そういうボンクラマインドを持ったムーブメントなんじゃないかと思っている。

で、私は何か漠然と百合を書きたい気持ちにひたすら襲われていて、SFを書きたいという気持ちにも襲われていて、色んなことがTwitterで起こってひたすらに疲れていて、うん、そう、たぶん疲れてる。

SFを書こうと思っていた。文章を自動生成する、自我を持った存在が何かをする話。私はいつも書きながら筋を考える。だから、書いてる途中ではどんな話になるかわからない。お砂糖とスパイスと可愛いものいっぱいとケミカルX。なんかそれっぽいものを書こうと思ったら事故が起きて、それがとても愛おしい、そういう体験がたまにある。ジョークのつもりで書いた一文が伏線として昇華されることがある。とりあえずフンイキだけで書いた文章が、のちに重要な意味を持ったりする。多分、そんな手癖100%の奇跡が「百合自己生成機関」だった。

自分でもどうやってあれを思いついたのかわからない。書き始めは多分百合にするつもりはなかった。機械の生物化の話題が出てたから、パターンの意識化と繁殖の話を書きたかったんだと思う。でも、書いてる途中で百合が書きたくなった。創造者との百合を書こうとしたらSFが侵食してきて、最終的に読者と逢瀬を行う化け物が生まれてしまった。

脳内で思いついた単語を組み合わせていつの間にか組み上がったレゴブロック。多分パワパフガールズZが観たかったし、ネタ出しの時点で円城塔のことを思い出していた(「道化師の蝶」かな)。たぶん、とか、きっと、とか、そういったふわふわした思考の連なりがそのまま出力されるとこうなるんだなぁ。

ああ、プロットが書けるようになりたい。お話の筋を書きながら考える癖は悪いとは言わないけれど、あらかじめ筋を考えられた方がいいような気はする。長い物語が、たくさんの登場人物が書けないのは固有名詞を覚えられないからか。とりあえず書き連ねた文章の中から、後出しで筋を見つける作業は楽しいけれど、これでいいのかと切に思う。これってMGS的かな、そうであればいいな、たぶん違うけど。


ああ、また思うままに思考を垂れ流した。誰か筋を見つけてくれ。