※拙作を読んでいなくても楽しめる近況ノートを目指して、冒頭では更新情報以外のネタを振っていきます。
――そのほうが面白そうだから。
説明のシーンって、イマイチ面白くない、いや、ざっくりツマラナイ、ってこと、ありませんか?
・誰か、特定の人物が語っていく場合は、語り口調の雰囲気で魅せる。
・ひとりが語る形だと、単調になってしまう場合は、聞き手のキャラクターが時々合いの手を入れ、読者の代わりに疑問を投げかけて、分かりやすい会話の形にして盛り上げていく。
打開策、ってこんな感じでしょうか。
小説だから、説明文ではありません。解説書でもありません。
面白くなくちゃ駄目なんですよね。
だからといって、キャラクターを全面に出すと、肝心の説明が分かりにくいですよね。
極端な例だと、『息も絶え絶え』という状態のキャラクターに「……だから、……な……、あの、とき……、ああ、……すれ、ば……」なんてふうに、情報を喋らせたら、読んでくれた友人に「分かりにくいわぁ!」と怒られました。
きっと、語尾すべてに「にゃん」と入れても同じことだと思います。そういうキャラだって言ってもね……。
……今回は、書き溜めたエピソードの中で、投稿したくない回、トップ5(くらい?)に入る回です。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第六章 飛翔の羅針図を
1.花咲く藤の昼下がり-3
を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
よろしくお願いします。
※第一部完結まで、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
本編のあとにお読みください)
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制作ノート
「今までの事件の『あらすじ』……?」
正直、このエピソードは書きたくありませんでした。
「ルイフォンは、今までのことを説明しました」
の、一文で終わらせたかったです。だって、分かりにくいだけで、面白いと言えないから……。
別に、それでもよかったのですが、こんなややこしい話をゆっくり何年もかけて連載していると、「そもそも、何が目的だったっけ?」という状態なのではないかと思います。
その回、その回を楽しんでいただければ、昔のことなんて忘れられてもいいような気もするのですが、それもやはり無責任。
できるだけ分かりやすく、を目指して、このエピソードを入れました。
今回は、説明の分かりやすさを重視しました。
初稿では、ミンウェイやチャオラウが、もう少し、彼ららしく、いろいろと喋っていたのですが、すっぱり削りました。重要とは言えなかったので。
いつもなら、人物重視で書いていく私ですが、今回は混乱のもとになりそうなものは切り捨てました。だから描写が少ない……。
それから「説明」をスムーズにするために、本来、このキャラクターなら「質問」しなくても自分の頭で考えて理解できるだろう、と思われるものも、あえて「質問」させました。
掛け合いの「会話」の形で、「説明」するためです。
正直、あまりうまく行っているとは思えません。
けれど、これが私の最大限の努力の結果です。
すみません。よろしくお願いします!
来週は、人物重視でいきます。