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【更新】『デヴァイン・シンフォニア』第五章3-3「無責任なプロットの一文が、のちの自分を苦しめる」

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第五章 騒乱の居城から

  3.冥府の守護者-3

 を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
 よろしくお願いします。

※第五章は、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
 近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。


 ついに、第五章最終話です。
 第四章から続く「vs 警察隊×籠城戦編(なんか違うかも)」も、前回で終わり、今回のエピソードはエピローグ的な……ではありません。

 いつも添削をしてくれている友人氏には、「前回の〈ベロ〉登場のラストで、第四章は終わりすべきだ。そのほうが衝撃的で印象深く終えられる」と言われていました。
 それに逆らって入れた「追加エピソード」です。
 実際に書き上げてみたら「入れるべきだ」と言ってもらえましたが。

 このエピソードは、実はこれによって今後の方向が微妙に変わってきたとも言える重要な「転換エピソード」です。好き嫌いが分かれそうな話なので、どう受け止められるのか、かなり心配です。
 私自身は好きか嫌いか、ではなくて、「必要だから」入れた。登場人物たちが、前回のラストでは終わりにできない、決着がついたと言えない、その先が必要だと要求されたから入れた。そんな感じです。


 次週は、幕間として短い話が入ります。(最近、幕間も長くなりつつある。もとは千文字程度の補足エピソードを入れる場にしていたのに)
 その後は、しばらくお休みします。

 一応、執筆状況(放置してないよ、書いてはいるんだよ、という自己主張ともいう)
 第六章(全7話+幕間1話)見直し完了。それでも分かりにくいところが気になる。
 第七章(全16話+幕間1話)執筆完了。
 第八章 執筆開始。

 こんな感じです。



 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
 本編のあとにお読みください)











 制作ノート
「無責任なプロットの一文が、のちの自分を苦しめる」

 私はプロットといいますか、流れのようなものを OlivineEditor というツールでまとめています。細かくメモしてあるシーンもあれば、かなりいい加減なシーンもあります。
 そして今回のエピソードのメモ。

「ルイフォン落ち込む→メイシアが慰めて浮上」

 ちょっと待て、これだけ?
 これだけのメモで、書けるわけないでしょ!?
 この自信過剰な主人公が、ここまで鼻っ柱をへし折られて、簡単に立ち直れるわけないじゃん。
 いったい、どうやってメイシアはルイフォンを慰めるわけ?
 なんて言ったら、あのルイフォンが復活するわけ?

 ここに至って初めて、私は、ここが恋愛もので見せ場になる(ことの多い)「落ち込んだ主人公をヒロインが慰めるシーン」であることに気づきました。
(それまで本気で気づいていなかった。恋愛要素は照れるので頭から消え去っていたような……)

 ……苦労しました。とても苦労しました。
 その過程を書くと長ーーーくなるので割愛しますが、書いている途中で思ったのは「メイシアがちょっと変わった子でよかった……(収集がつかなくなるところだったよ)」。
 理論の展開の仕方が独特だったなぁ、と思います。あれはメイシアならでは、かと(正直なところ、可愛いとはいい難い。ぶっちゃけヒロインぽくない)。
 よそのヒロインなら、もっとドキドキするような、可愛らしい言動を取るんだろうなぁ……。

 さて。
 このあとルイフォンがどうするかは、次章<後半>にて。

(次週は幕間です)

4件のコメント

  • 月ノ瀬さま こんにちは!

    ゆっくりと構想を練り、悩み抜いたからこそ、真の慰め道へと辿り着いたのです。そしてこれからも真実の物語を紡いでいただきたいっ!!(次章を心待ち状態です)

    ……と、熱く語る私も実は同じような経験が。
    しかもそれは現在進行系だったりします。

    「義経の前に幼女舞乱子⇒台詞:問題ありません⇒義経:問題しかないじゃないか」

    プロットに書き込まれたその一文、一体その時なにを思って書いたのか。さっぱり思い出せません。
    幼女って何? 問題って何? これをどうやって絡めて繋げろと?

    私事で失礼かと存じますが、月ノ瀬さまを見習い、必死で模索して繋げてみようと、このノートを読んで思いました。

    ※ 走り書きは試練ですよね(^_^;
  • 佐月さん
     コメントありがとうございます。
     熱いお言葉、どうもありがとうございます。
     そうか、そうだったのか、悩み抜いたのは無駄ではなかったんですね!

     そして!!!
    「幼女舞乱子」って、何でしょうかっ!? 無茶苦茶気になるじゃないですか!
     問題ありですよ、大問題ですよ。
     これ、佐月さんの近況ノートに書いたら、きっと舞乱子親衛隊の皆さまが大喜びします!
  • こんばんは!
    今回の5章、とても盛り上がったいい章でした。
    最後のルイフォンとメイシアの絡みもまた、なんとも良い読後感でいっぱいでした。
    ベロの登場と活躍もまた最後のどんでん返し風な意外さがあり、その後の魔術とSFを絡めたような描写もお見事でした。
    次の第六章ではまたどんな展開があるのか、今から楽しみでしょうがありませんが、まずはお疲れ様の一杯ですね(笑)
    本当に素晴らしい物語だと私は思います!
    読んでて楽しいし。
    ということでまた!
  • 関川さん
     コメントありがとうございます。
     第五章、良かったでしょうか。
     全体的にややこしい話で、実は、全員が執務室に集結した回に「分かりにくい」とのお言葉を某所で貰ってしまいました。でも、修正方法が思いつかないので、まだ直していません。
     いろいろ、問題を抱えつつも、なんとか一章終わらせた、という感じです。
     魔術っぽい表現も、SFっぽい表現も好きなんで、いろいろ入れてしまいます。が、なにせフィクション。「描写」なのか、本当にそうなっているのか、上手に書かないと、読者が混乱してしまいそう。
     フィクションなんで、喩えで「魔法陣」を出しても、本当に「悪魔」が出るなどと誤読されかねない。なんて、ビクビクしています。

     第六章は、第2、3話目が、かなり自信がないです。面白くない気がします。
     これを出さなければ進まないけど、出したくない……。出したくないエピソードがあると、ちょっと憂鬱。そんな感じです。

     お褒めのお言葉、ありがとうございます。
     我流で偏屈な作者と、独特で分かりにくい物語だと自覚しているので……こんなに褒められていいんでしょうか? ――感激です!

     いつも、どうもありがとうございます。
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