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【更新】『デヴァイン・シンフォニア』第四章3-1「少しくらい騙されてくれたっていいじゃないか……」

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517
 第四章 動乱の居城より

  3.居城に集いし者たち-1

 を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
 よろしくお願いします。

※第四章は、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
 近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。



 実は、第四章の折り返し地点まで来てしまいました。
 とはいえ、もともと第四章は17話あったのを2つに分けたので、警察隊編(?)は、第五章まで続くのですが。
 そして、ストックがどんどん減っています。書き進めねば。

 遅筆な私は、「前回のお話」を忘れられないように、書き溜めて週刊連載をしています。これなら、章の間は空いてしまっても、まとまったエピソードはコンスタントに投稿できます。

 けれど、投稿している部分と執筆している部分にかなり開きがあるので、変なズレを感じることがあるんです。
 人間関係なんかだと、投稿中の時点では仲がいい/悪いでも、執筆中の時点では状況が変わっていることがあるんですよね。
 それから、執筆時は「この展開は読まれまい!」と自信満々で、「早く投稿したいなぁ!」とウキウキしていた箇所も、数カ月経つと、自分の中で当然の展開になっていて当初のワクワク感が消えている……。
 惜しいことをしたなぁ、と思うことがあります。

 かと言って、書いてすぐに投稿する気には、なれないなぁ……。


 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
 本編のあとにお読みください)











 制作ノート「少しくらい騙されてくれたっていいじゃないか……」

 今回は、前回の続きではありませんでした! すみません。
 ミンウェイVSシュアンは、一時保留です。ごめんなさい。

 そして、屋敷の門前の到着する、一台の車。
 ついに、ルイフォンたちの登場だ!

 ――と、読者は思うに違いない!
 私は、騙す気まんまんでした。

 ――が。

友「ルイフォンたちが素直に到着するわけないじゃん」

 いつも添削をしてくれる我が友は言いました……。
 少しくらいは騙されてよ……。

 ただ、さすがにハオリュウが登場するとは思わなかったそうです。
 そこは、しめしめ、です。
 ハオリュウは、か弱い薄幸の美少年……ではありません。外見は、際立った特徴のない普通の子供です。中身で勝負です。
 このハオリュウのキャラクターも、騙す気まんまんでした。
 「メイシアの異母弟」という肩書きを裏切るようなキャラクター。けれど、生い立ちなどから「こういうのもアリ」と納得できるように作り上げた秘蔵っ子です。

 そして、前回、ルイフォンの携帯の電話が鳴りました。そのことによって、応接室の映像が中断されました。その、電話の相手は情報屋トンツァイでした。
 ――トンツァイって、誰?
 と、思われたのではないと思います。第三章の冒頭(1-1)に出たきり、そのままでしたから。
 もともと、ルイフォンたちは、メイシアの実家にハオリュウの無事を確認しに行こうとしていたんですよね(誰も覚えていないと思うけど)。メイシアの実家には斑目一族がウロウロしているんじゃないかと心配だったので、情報屋トンツァイに頼んで、彼の部下にメイシアの実家の様子を確認してもらっていたのでした。
 このことを思い出してもらえるように本文を書いたのですが、全然、自信がありません……。

 そして今回、もうひとり、今まで名前のみだった「次期総帥エルファン」登場です。音声のみですが。
 彼のことも、すっかり忘れられていそうです。とりあえず、「次期総帥(イーレオの息子)」で「リュイセンの父」くらい分かっていただければよいかと……。

 第四章は、あっちこっちで物事が起きているので、書くのが大変でした。ちゃんと伝わるとよいのですが……。

こんな状況です(本文で、ちゃんと理解してもらうべきなんですが……)
執務室 イーレオ、チャオラウ VS 指揮官、偽警察隊員たち
応接室 ミンウェイ VS シュアン
門前  ハオリュウ VS 偽警察隊員たち
車   ルイフォン、メイシア、リュイセン(+運転手)
取調官の車 エルファン



 最後に。あまりくどく書くのも、しつこいかもしれませんが……。
 拙作『ドロップス・レイン』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883503422
 レビューが素晴らしいんです。皆様が深く考えてくださり、教えてくださり、作者である私が、更に深く作品について理解することができました。嬉しかったです。
 どうもありがとうございました。

6件のコメント

  • こんにちは!
    最新話読んできました!
    ノートにあるように、弟の登場はびっくり展開でした。てっきりルイフォンたちと思っていたので。
    そして続々と屋敷に人が集まり、事態が一気に複雑さを増していく感じがヒシヒシと伝わってきました。

    ちなみにノートで書かれていることの印象を。
    情報屋の件……名前はしっかり覚えていたものの、なにを頼まれていたかはちょっと忘れていたが、本文中の補足で思い出しました。
    エルファン……本文中の補足でノート内容はすぐ思い出せた。つかまっていたことも。そして取調官を丸め込んでる当たり、なかなかの大物なのかと改めて思いました。こちらも密かに暴れてくれそうなキャラと期待しています。
    現在の状況は書いてある通りで理解しています。特に本文中の補足は必要ない気がします。

    これからの展開がなんとも大変になりそうな予感ですが、執筆頑張ってください!
    今週も楽しく読ませていただきました。
  • 関川さん
     コメントありがとうございます。
    「てっきりルイフォンたち」ということは、騙されてくださったんですね! ありがとうございます。狙っていたんです!
     次々に集まってきます。この件に関しては書き上げていますので、収集はつけます。ただ、分かりやすく、何より、面白く書けているかは……。見直してきます!

    「ノートで書かれていることの印象」について、ご意見ありがとうございます。とても助かりました。
     だいぶ長くなってきた上に、登場人物が多く、複雑なので、忘れられてしまうことが多いと思います。なにしろ、第四章冒頭で、作者の私が「門をいつ開けたか」についてすっかり忘れていたくらいですから。
     なので、できるだけストレスなく読めるように、「お久しぶり」のキャラクターには、それとなく(トンツァイは全然「それとなく」ではなかった気がしますが)紹介を入れていきたいと思います。
     本当は、そんなことをしなくても、すぐに思い出してもらえるような印象深い人物を書けると、一番いいんですけどね。
     いつもありがとうございます。
  • おはようございます!
    ノートへのコメントありがとうございます!

    ちょっと書こうか迷ったのですが、一読者の感想として聞き流していただければと。
    今回の章の冒頭、なんとなくいつものリズムと調子が違うように感じました。何度か読み返してみたのですが、八百屋のトラック到着説明とジャガイモ袋のくだりに少し違和感がある気がしました。
    警備の人たちの置かれた状況、突然の発砲と、その後の混乱の理由の説明があとから少しずつ付加されていくような印象でした。
    また前章の引きからのリズムからすると、ちょっと唐突な印象もありました。

    所変わって屋敷の警備状況、そこに乱入する車、みたいなワンクッションも持ってきてもいいような……なんて思いましたが、ちょっと差し出がましいですね!
    細かい話ですし、このままでも十分面白いのは確かなので、参考程度に聞き流してください。
    ではまた!
  • 関川さん
     コメントありがとうございます。
     読み直して、すぐに、おっしゃりたいことが分かりました!!
     確かに、これは「らしく」ない!
     特に、前回の終わりから読み直すと、違和感が強いんですよね。
     私の頭の中では次の展開が始まることが分かっているけれど、これだと、読者には「ここはどこ? あなたは誰?」ですね。(特に、知っているキャラクターがまるでいないことが、更に混乱を招いている気がします)
     何か考えます。
     ご指摘、ありがたいです。どうもありがとうございました。
  • 関川さん
     修正しました。
     冒頭にワンクッションを入れました。
     ただ、説明のくだりがスムーズに行ったかどうかは微妙です。タイミングが難しいと思いました。勢いを削がず、必要な情報を書き込まないといけなくて……。

     ご指摘、ありがとうございました。
     私の作品のために、何度も読み返して考えてくださって、私も作品も幸せです。
  • こんばんは!
    改めて読ませていただきました。冒頭、結構ガラリと変わっておりましたが、個人的には今のバージョンの方が状況がスッキリと読めました。それに月ノ瀬さんのいつものリズムだと思いました。説明のくだりも同じ内容で、理解しやすくなったと感じました。

    こういう指摘ってなんか難しいですよね。人の作品を変えてしまいかねないので。でも自分で気づかないこと、というのも実際あるわけで。
    そして私もアトランティスの時の指摘にとても感謝しています。
    最後は自分で決めるにしても、気付けないのはよくある事ですから。
    それを伝えることの難しさ、ありがたさはお互い理解していると思っております。

    ということで今後ともなにか気付いたときには私にも遠慮くなくお伝えください!私もまたなにか伝えることあればそうしたいと思ってます!
    なんと言っても信頼してますから!
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