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『おかしな噺 続章』最終話〝閒〟公開します

こんばんは。

今日は立冬ですね。
早いところでは雪も降り始める頃でしょうか。

今年七月から開始した『おかしな噺 続章』。
最終話を本日23時に公開します。

閒(あわい)と読んでくださいまし。

間という字の旧字体ですが、門の間から月が覗くイメージが元だそうで、風情がありますよねぇ。

人も人間と言いますから、間という言葉は不思議です。


さて、特別編にした『月』も含めると14万字。
もう長編ですね。
前作『おかしな噺』も特別編含めて12~13万字だったので、近しい感じ。

なんでしょう、こう、やりきったというか、受験が終わったときの、ぼへーっとした感覚を少し思い出します。
別物と言えば別物ですし、もう前前前世くらいの記憶ですけど笑


込めたいものは、精一杯込められたような、こねくり回しているうちに、もうよく分からなくなってきたような。

あれ、これ美味しいんだっけ?いい匂いなんだっけ?
温かいんだっけ?冷たいんだっけ?
痛いんだっけ?気持ちいいんだっけ?
わかんなくなってきたぞ、と笑


空き家になったような、空の器になったような、そんな気分で。
薪もちょっと尽きたような。
薪拾いの旅に出ようかな。

次まとまったものを書くイメージがまだ全然ないのですが、皆様のところに足を運んだり、ただただぼんやりしたりしながら、『深縹』や『ようすのおかしな』シリーズも気まぐれに更新したりして、過ごそうかなぁと。


でもなにより、こんな拙い、そしてなんというか無謀な作品にここまで並走してくださった方々、ふらりと足を運んでくださった方々には感謝しかありません。

あらためて、本当にありがとうございました。


それでは。よい週末と、よい冬の訪れを🍶

2件のコメント

  • 拝読させて頂きました。

    ああ、良い物語だったなあと、振り返っています。
    若菜さんが物語に与える影響も、ああ、こいう役割を担っていたのだなあと・・・。

    47都道府県の紀行ものと言うのも何だか面白い事考えつかれましたね。
    文乃さんが楽しそうです。

    物語が進むごとに、文乃さんと若菜さんがどんどん魅力的になっていくのがとても感慨深かったです。
    やはりこの二人は、橘さんの分身だったのかなあと思います。

    お疲れ様でした。
  • >ましら 佳 様

    読了、ありがとうございます。

    お返事遅くなってしまって、ごめんなさい。
    ぼへーっとしておりました笑

    良い物語とのお言葉、勿体ないことです。

    若菜さんは、一見MPDG(マニック・ピクシー・ドリーム・ガール)ぽいところもありつつ、世間にも揉まれ、気づけば結人さんの方がカタリストになったりと忙しかったですね笑

    私にとっての彼女は、理想や触媒というよりは自分の芯みたいな感覚があります。

    47都道府県、面白そうでしょう?
    私も彼に倣おうかな。ガイドはいないけど笑

    文乃さんが楽しそうなのが、一番ですね。

    文乃さんと若菜さんが魅力的になっていったとすれば、きっと刺激をくださる素敵な読者のみなさんのおかげだと思います。
    それが栄養となって、私の体を通って、注がれたのかなと。

    ありがとうございました☺️

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