暁(あかつき)、東雲(しののめ)、曙(あけぼの)はよく耳にする表現ですが、何が違うのか私は全く知りませんでした。
と言うわけで、調べた結果をまとめます。
夜明けの流れは以下の通り。
「真夜中」→「暁」→「東雲」→「曙」→「日の出」
・暁は、夜明け前の時間帯のこと。空はまだまだ漆黒。現代では少しだけ明るくなってきた頃を指すようです。
・東雲は、明るくなった空がパッと白くなる瞬間のこと。実際は薄紫色だったりもする。
・曙は、日の出直前の空がほんのり赤く染まる瞬間のこと。天候によってオレンジだったり黄色みだったりもする。
更に
・払暁(ふつぎょう)は、暁を払うという意味。漆黒の空が少し明るくなり始めた時間帯のこと。
※現代語で暁は少し明るくなった空を指し、古語で暁はまだ暗い空を指す。
・黎明、薄明は、太陽は無いけど明るい時間帯のことを指す。具体的には、上空の大気が太陽光を散乱している状態のこと。払暁とほぼ同義とする場合も。薄明は日没後にも使う。
更に更に『お前誰やねん!』
・日の出前:「彼は誰」=彼者誰(かわたれ)
・日没後:「誰そ彼」=黄昏(たそがれ)
どちらも薄暗くて人の見分けがつきにくい事が語源だが、言葉としてはまだまだ明るい時間帯を指している。
英語表記では……
暁:night
払暁:astronomical twilight
東雲:nautical twilight
曙:civil twilight
日の出:sunrise
日の出後:day
以上、夜明けの空に関する言葉のまとめでした。
今後の読書生活の参考にしてください。
日本語ってホント難しいですね……。