刹那先生(
https://kakuyomu.jp/users/hiromu524710)から、素晴らしいレビューコメントをいただきました……!
「いつまでも、どこまでも――」
https://kakuyomu.jp/works/16818093079481559344/reviews/16818622174985983891一話一話にとても奥深いコメントをいただきまして、嬉し泣きしておりました……! ありがとうございます……!
シアハニー・ランデヴ、なんというか、去年の6月頃〜7月頃に書いた完結済みの話なのに、今もじわじわと伸びていてとても嬉しいです
元々は「自分のために書いた話」として位置づけたものであり、だからこそ娯楽のためというには過激すぎる内容を多く含んでおります
残酷すぎると拒絶されることはあるだろう……
そういう予想はしていましたが、まさかこんなにも……愛されるというか、大切にされる話になるなんて、書いていたときは想像もしておりませんでした
シアハニー・ランデヴの原型になったのは、アンデルセンの人魚姫です
デュランが人魚姫のポジション、アネモネが王子様のポジションで、いうなれば男女逆転版人魚姫でした
だから、デュランがアネモネを助けるところからストーリーが展開していく形になりました
そして、ディ◯ニー版のリトル・マーメ◯ドの影響も受けています
一旦、リトル・マー◯イドの話になるのですが、幼い頃の私はアリ◯ルが嫌いでした(大人になった今は好きです)
彼女は、私が喉から手が出るほど欲しいものを既に持っているのに、それを放り捨てて王子様の元に向かいます……幼心にそれがどうしても許せなかったんだと思います
有名なアンダー・ザ・シーの歌、セバスチャンの愛情のこもった言葉を聞いてもなお、どうして海に留まらないのだろう? と思って、ずっと長い間彼女のことを理解できないままでした
『アンダー・ザ・シー』こそが私のほしいものでした
しかし、アリエルが勇気を出して、海を離れたからこそ、新たな出会いと人生が拓けていった……リトル・マーメイ◯は巣立ちの話だったんですね
……ええと、話を戻して
デュランは、自分が幸せになれると、幸せになる資格があるのだと、心から信じられなかったのだと思います
絶望している方が楽だから、ずっと絶望していたかったんだと思います
そうしていないと、心を守れなかったというのはあるのでしょうが……
人生にはちゃんと希望があると思いながら生きる大切さのようなものを、いつか作品に込めて書けたらいいなと思っています
……しかし、シアハニーは人生の絶望を圧縮して詰め込んで書いた話なので、なかなか同じような高出力の作品を連発するということが出来ません
そして、実のところ私はもう全然絶望してなくて、人生が毎日ハッピーで楽しいんです
創作の大きな原動力だった劣等感、怒り憎しみ悲しみ、そういうのがシアハニーを書いて以来どこかにすっ飛んでいってしまいまして
今はわりとお気楽に生きております
小説書くのたのしい!
……しかし『楽しい人生』に関してもまだすごく初心者すぎて、楽しい人生を物語上で描こうにも解像度が激低のままなのですね
……うーんいつかこの陳腐さも改善できるのかな……うーん……
創作に関しても色々悩むところが多いですが、執筆はすごく楽しいので、楽しみながら続けられるように頑張ってみます
応援コメント、レビューコメントともに、とても励みになりました、ありがとうございます……!