同じ世界観・時間軸で描く『エルピラ・サイクル(作品群)』の作品をちょくちょくUPしておりますが、本編では敵役の〝白金の羊角騎士団〟の各キャラ一人々〃に焦点を当てたスピンオフ・シリーズの作品をまた一つ書いてみました。
『El Lancero Pecador ~咎人の槍使い~』
https://kakuyomu.jp/works/16817330649725187611 題名はスペイン語で「 エル・ランセロ・ペカドー」と読みます(直訳すると「罪深き槍兵」の意)。
もとは「やり直し」がテーマのファンタジーコンテスト応募用に書いたもので、本編では脇役ながらけっこう出番のある敵役、殺人の罪を犯した過去を持つ〝短槍使い〟の騎士団員パウロス・デ・エヘーニャが、因果応報的な運命の末、羊角騎士団にスカウトされ再出発を果たすまでを描いてみました。
ちなみにこちらが本編……
・『El Pirata Del Grimori 〜魔導書の海賊〜』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889619569 さらにさらに世界観・時間軸を同じくする関連作品群……
〇『エルピラ・サイクル(作品群)目録』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895101906 〈あらすじ〉
聖暦1580年代中頃。エルドラニア王国・王都マジョリアーナにある白金の羊角騎士団の本部へ、団長ドン・ハーソン宛てに一通の手紙が届く。彼の領地テッサリオ領へ逃亡した殺人犯パウロス・デ・エヘーニャの捜索要請である。しかし、実力ある新団員を集めていたハーソンは、パウロスが〝短槍使い〟として名を馳せる武人であることと、その罪に家督争いの臭いがすることから興味を覚え、副団長アウグストと、魔術担当官メデイアとともに自身もパウロス探索へと向かう。
一方、悪魔の力を宿した騎兵の追手を逃れ、命からがら森へと逃げ込んだパウロスは、当てのない彷徨を続けながら、自身の犯した罪と罰について振り返るのだった……。