おはようございます、鳩見紫音です
今回はとても長いです。覚悟してください
近況
凄い短く感じる……というか、まぁ実際短かったのですが、結婚の話が完結しました。
4本目の小説が出来上がったということですね。
反応を見る限り楽しんでいただけたかなとは思います。良かった良かった。
自分の作品は巻数で言えば全てが単巻のものになりますが、ひとつひとつそれなりに良いものになってると思います。
ただ揃ってくればくるほど、マンネリ化を防ぐために情報の出し方や展開の仕方を工夫しなきゃいけないので難しいですね。
日々格闘です。とにかく新しい方式とかにチャレンジです。
結婚の話については裏話の方であとがき代わりに書きます(あとがきって作家っぽくてやってみたかった)が、5作品目も現在書き進めています。
10月中旬にはなんとか投稿できるペースで進めてはいますのでお待ちいただけたらと思います
雑談
最近アニメをよく見ます。
「わたなれ」も楽しく見てますが、そっちを熱く語ってしまうと、なんか作家というより「ファン」という立ち位置に行ってしまう気がするので語りません(声優さんの演技の素晴らしさとか語りたい)
ファンマインドは明確に線を引いてるように感じてしまいますよね。
ただ、今はその作品だけでなく百合ジャンルそのものが日の目を浴びてる気がします。
色んなところでカップリングが生まれてますよね、女の子の友情や絆を意識的に描いて解釈の余地を残してる気がします。
プロによる手練手管が光りますね。
百合を熱いと思った方を1人でも離さないよう、自分も頑張らなきゃなと思います。
ちなみに今期のイチオシは「ばっどがーる」です。涼ちゃんと亜鳥先輩、可愛い。
裏話 結婚の話 あとがき
※ネタバレを含みますので注意してくださいね。
4作品目、結婚の作品について話しましょう。
3本目の魔女の話は世界観をかなり広げた作品になりましたから、4本目の作品はかなりミクロな世界観になりましたね。
実際のところ初稿もカクヨムベースで60,000文字弱という凄い短いものでした。
今の半分くらいだったんですよね。
その代わり主題は結構壮大に「運命」というテーマです。
この作品は原案として「思考完結病」というオリジナルの病気をベースにする予定でした。
この人が好き!という結論の感情にすぐさま辿り着くのに、途中の過程が抜け落ちてしまう、結論ありきでしか物事を捉えられない病気って感じですね。
色んな感情の途中が見えず苦しむヒロインに、理屈っぽい主人公がそっと中間の意味を与えてあげる。
そんなイメージで構想を練りました。
こう書くとそっちの方が面白そうなのですが、いかんせんまとめるのに苦労をした&理屈っぽいのはヒロインの方が面白そうというのもあって色々平均化した結果、「思考完結病」というオリジナルな奇病は削除され、聖の直感と運命って形になりました。
伝わりやすい分、尖りはかなり減りましたね。
それなのに聖と灼という、個人的にとても可愛いと思えるカップルが生まれたのは我ながら驚きです。
この2人はかなり魅力的なドラマを作ってくれたな。って嬉しくなります。
特に灼は章末のエピローグで色々心を打ち明けてくれますが、とても一途に彼女なりに聖への想いを抱えていることを覗かせてくれます。
灼の回想ではそこに至るまでの過程が描かれていたり、色々と感じるものはあるのかなと思います。
過程を知ってみれば最後に家族になろうと言われ、聖から繋がりをくれた時の感情は想像すると胸にくるものがありますね。
きっと居場所がなかったんです。彼女には。
そして、個人のエゴで居場所を求めることも嫌いました。
自分の中の合理性を用いて一般的な尺度に向き合うために、嫌なものも受け入れて、探究して、精査してみて、結局自分には理解出来ても受け入れることが出来ないと言う苦悩に行き当たります。
灼は社会から逸れてしまったと思いました。
そんな中、そんな社会の秤から完全に飛び出して手を伸ばしてくれた空井聖という存在は、とても救いになったと思います。
手を掴んでおけばきっと安心だと思える関係に行き当たることが叶いました。
手さえ伸ばしてくれれば、絶対に離れない。
理屈屋で、ミステリアスで、寂しがり屋で、少し変わった感情に素直な女の子。
全てを通して、私から見えた灼はこんなヒロインです。
作品の一ファンとして、とても素敵な子だと思います。
と言う感じであとがきを書いてみました。
書いてみたかったんです。こういうの
普段は書かないのですが、すごいタイミングもよく九月記の更新があったので、こんな感じで。
あっ、もちろん公式解釈とか答え合わせとかそんなんじゃないですからね!
私もこの作品のファンなんです。
来月は新作が投稿できるといいなと思います。
今年中に後2本は書きたいですね
アイデアはあるので、それを形にしていきます。
時間の隙間で書いていますので、ペースについてはご容赦を。
それでは