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今日中のアップロードは難しいかもわからんね。

……現在、国際観艦式の部分、つまりは「天才の証明」の六つ目のエピソードを執筆しております。
おります、が……。

どういう展開にするか、かなり悩んでおります。
物理的には、もう決まっているんですが、そこに持って行くまでの精神的な展開、即ち形而上的な部分についてひっじょ~~~に、悩んでおります。

一応、以下に没原稿を曝しておきます。



甲案

「……なんともやれやれ、まさか女王陛下《クイーン・エリザベス》がこのような最期を迎えるとはな……」
「艦長……」
「乗組員が死なないだけマシ、かもしれんがな」

 ロイヤルネイビーが誇る軍艦クイーン・エリザベス等を初めとしたイギリス軍艦を豪勢極まりない標的艦とした、介錯現場であった。
 それは、言うまでも無くビスマルクの敵討ちでもあり、アメリカ相手に苦戦していた所に漁夫の利を狙わんとばかりに割り込んできた東洋艦隊に対する、罰であった。
 標的艦に対する攻撃は一昼夜続き、夜が明けた頃にはイギリスの誇るロイヤルネイビーは全て海の底へと旅だったという。
(以下略)

没理由

アルファポリスの方でやったから二度もやるのもなんか興ざめだなあ、というのと、別に大日本帝国がドイツ第三帝国の、象徴的とはいえ一軍艦に過ぎないビスマルクの仇討ちの場を用意するのは展開的に不自然か、ということ。


乙案

「敵国諸君、参加ご苦労。
 さようなら」

 彼らを待っていたのは、祝砲ではなく実包であった……。

「!」
「そ、総員回避用意、反撃は――」

 ……軍艦大和、武蔵を初めとした戦艦群の主砲と共に行われた一斉射撃は完全に油断した彼らを極めて正確に、そして速やかにあの世へ送った。

(中略)

「ああ、だまし討ちだとも。これが本当のだまし討ちというものだ。
 リメンバー・パールハーバーなどとほざく者よ、あの世で本当のだまし討ちがどういうものかということを先に死んだ者に冥土の土産で教えてやれ」

没理由

ドラマチックではあるが、そもそもの発端(吾まだ死せず「だけ」の発端というわけではないが)が、
「大日本帝国に戦争犯罪など存在しない、あろうはずが無い。あるとすれば負けたことだけである。東京私刑というものは単なる戦勝国によるただの虐殺である。第一大日本帝国に戦争犯罪があるとするならば連合国の戦争犯罪はなぜ裁かれていないのか。それは明らかなる依怙贔屓によるもので、その時点で司法の名を借りるのは噴飯物である。もし今度勝ったならば今からでも当時の連合国軍人の墓を全員分暴き死体を鞭打って焼却炉に叩き込むべきだ。何? 日本精神に反する? 文句は日本精神を歪めたGHQ共に言いやがれ!」
という信条があるため、戦争犯罪を作るのは以ての外。

丙案以降は、現在考案中。
まあここまで読了頂いた皆様ならば察しはつくと思われますが……ネタバラシをすると、核兵器無しクロスロード作戦を逆しまにした現象を以て「天才の証明」を終えるか「輝く未来へ」の初頭(第一エピソード)へ持って行こうとおもっているわけですが、さーて、どうしよ。

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