Eternal-Heart

無骨で不器用な男と明るい妻。 ちぐはぐな様だが、とても互いを思いあっている。 大切な人を失った後に、男ができることは何か。

五十年前、百両の入った包みを置き忘れてしまったことを話す和尚。 それを聞いたお供の僧侶はとても口惜しく思うが、和尚はすでに過ぎたことだと気にしていない。 次の日、和尚たち一行が街…

やる気のない探偵の西伊場になんとか仕事をさせたい助手の若林。 そんな折、ある新聞記事が目に止まる。 青色のタッチで有名な新進気鋭の画家 尾崎西風がコンクールで発表した新作はなんと…

とある探偵事務所。助手が探偵に今朝すれ違った赤いシャツの男について話す 助手によれば、なんとなく違和感をかんじたとのこと その話から探偵が導き出した答えとは？

娘と父親がスマホでメッセージをやり取りしている。 内容は何の変哲もない日常的なもの。 しかしそこには意外な真実が隠れていて・・・

突然、世界中の人が死に絶え出した。 理由は分からない。 残された私は何を思い、何をするのか。

弥太郎とお糸は幼馴染でずっと一緒だった。 しかし村である事件が起こり、状況が一変する。 弥太郎はそれ以来、刀を抜かないと決めた。 復讐という目的を果たすために。

大学時代の旧友と酒を酌み交わす俺。 しばらく音信不通だった理由を尋ねてみると・・・

探偵と助手が一問一答で答えを導き出す。 その答えの先にあったものとは？

　テキスタイル業である笹本浩二は、恋人でもあり、またクライアントでもあるチーフデザイナー美月佳世のために、織物産地である新潟三条へ向かう途中、雪の降る山中で道に迷うことになった。…

ワインエッセイ『神の血に溺れる』の備忘録みたいなネタ帳です。 本編とは関係のない話ですが、こんなエピソードがあったということを書き記します。

　雪の果てを迎える季節であったが、日本海沿岸を走る列車には変わらず過酷な雪が降り注いでいた。親不知駅で運行停止となった列車には男と女の二人が残されることになった。お互いに名前さえ…

私の名前は榊原零。この春から東京の大学に通う女子大生です。 この物語は、私達が暮らした富士見坂の上にある女子寮を舞台に、繰り広げられるミステリな日常を描いています。友情、笑い、涙…

「お前を暗殺しに来た！！」「え？…まじすか？…晩飯だけ食わせてくれない？」 はじめての出会いはこんな会話だった。 それからあーだこーだあって…「え？ここ無人島じゃね？」「ほんとう…

就職して初めて配属になった部署で、新人の俺にイチから仕事を教えてくれたのは、綺麗で可愛いお姉さん職員。 色々会話をするようになり、プライベートのことも話すようになると、もしかして…

どこにも行き場のない感覚と その矛盾や寂しさを ふと感じる節目 日々生きる全ての人が 主人公

墓守をしている老人の話

「雨は朝でも昼でもなく、夜に降るものが一番好きだ。なぜなら夜の雨は黒く、家や街すらも塗りつぶし忘れさせてくれる。そんな気がするからだ。」 医師の塩尻は書斎から窓の外を眺めていた…

「晩秋」秋らしく、秋のもの悲しさばかりを見つめてみました。

本を買いに行ったついでに目覚まし時計を買ってしまった。しかし、その目覚まし時計にはとんでもないオプションがついてきた。異世界生物と、うだつの上がらない青年とのチグハグなコミニュケ…

記憶を消し去ることなんか絶対にできないのです。それでも秋はやって来る。それでも毎日を生きていくしかないのです。

少年と少女は、目が合った瞬間恋に落ちた。 そして、失恋した。 (2022/07/22)加筆、修正しました。 週間恋愛ランキング98位、ありがと…

星のきらめく七夕に、大切な人の幸せを願った「僕」の物語。

秋は誰にも訪れます。今年も秋が来て悲しいことばかりを思い出します。

クルマを所有することは楽しいことです。クルマで出かけることはもっと楽しいことです。でも楽しさと引き換えに、いろいろなアクシデントも発生します。思いつくままに書きましたので、まった…

ワシはクルマが大好きです。これまでたぶん４０台くらいのクルマを所有してきました。収入のほとんどはクルマとともに消えていきました。でも楽しかった。そんな思いを少しでもお伝えできれば…

大学に入学して直ぐに、僕は隣人のお姉さんと奇妙な出会いをする。 そのとある夜のお話。

深夜2時頃、一通のメッセージを伝える通知音が鳴る。 「海へ行こう」たったその一文だけがロック画面に表示されている。 青いローバーミニクーパーに乗り込む。 こうして僕らの逃避行が…