どうもMOTHER-0です。
因みにMOTHER-0というのは私が昔書いていた「新人類開発録MOTHER-0」という現代ファンタジーです(現在は削除済み)。
兄ばか完結させたらもう一回1からリメイクして書き直してみようかな…兄ばか完結はいつ頃になるんだろうか、早くて来年かな…。
さて、今回は割とコミカル要素強めな内容でございました…というかそもそも兄ばか自体コミカルがほぼ無いに等しいから、1行でもコミカル要素があれば“多い”に分類されるんだよな。
今回は“ルィリアが起こした騒動の翌日”というのをテーマに描いてみたのと、軽い伏線回収的な。
序章でシンがフェリノートの事をずっと“咲薇”と呼び続けていたのは、一応本編でも言っていましたが「咲薇だという事を忘れない為」という理由でしたが、そこの掘り下げというか。
やっぱりシン自身も妹の事をフェリノートと呼ぶべきか、咲薇と呼ぶべきかを悩んでいた訳です。
そして、世界に優遇されないルィリアは墓すらも粗悪なものに。
でもルィリアの墓石を作りたくないという人の気持ちもわからんでもないという…複雑な気持ち。
そしてルィリアによるテロの被害者、リリィの母親。
なんだかシンと境遇が似ているというか。
ここに関しては、ルィリアを知っている被害者と知らない被害者という対比にもなっていました。
恐らくルィリアを知らなければきっとシンもリリィの母親と同じようになっていたでしょう。
そして母親がリリィが好きだった花を供えるあのシーンですが、あれ実は結構闇が深くてですね。
気付けた方もいると思いますが、あれは庭で育てていた花を成長途中の蕾も含めて全て引っこ抜いて供えている訳です。
それは、あの花を見ると娘を思い出して悲しくなるからという理由からなのですが…中々にサイコパスだよね。
そして目を覚ましたフェリノートに、シンが今までの出来事を物語形式で教えていくシーン。
第1話の序盤でフェリノートが言っていた自分についての説明。あれは全て兄に教えられた事をそのまま真実として真に受けている証拠なんですよね。
前世では母親に洗脳されていた達月が、異世界では妹に嘘の事実を教えて…まぁシン本人としては妹を思っての善意なんだけど、やってる事は洗脳とほぼ同じという皮肉。
『第37話 はかなくゆめに』はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817139557321948604