どうもマンです(え、男なのにマン!?)
兄ばかの最新話を更新致しました。
今回はシンが異世界転生する前の、迅田達月だった頃の話。
何故シン改め達月が無理をする程のシスコンなのか…それが遂に明かされた回でございました。
妹をあんなに気遣って、守って、優しく振る舞うのは、重度の…いや、もはや病気の域のフェミニストである母親の“教育”による物でした。
「え、何も解決しないまま終わっちゃったじゃん!」と思われるのかもしれませんが、その通りでございます。
あのクソ母親が見返りを受ける事もなく、咲薇も達月も幸せになる事もなく、何もかも解決せずに全てが終わりました。
先に言ってしまいますが私の描く物語において、“悪い奴は酷い目に遭わない”、“頑張ってる人ほど苦しむ”というのが基本です。
実際、シンはかなり苦しんでいるのに、その半分の要因となっている元母親のイェレスは国王の息子と再婚して、現在は王女になって平和に暮らしている訳ですから。
シンがフェリノートに対して優しくして、兄として守ろうと必死になっているのは、母親による教育だけでなく、“前世で全く優しく出来なかった”そして“手を掴んだのに救えなかった”後悔によるものです。
何でそんな胸糞な作風にするのか?
私の小説…兄ばかは、一種の社会風刺のような、現実というものを皮肉った物にしたいと思いまして…そこから胸糞な作風へと繋がっています。
実際、現実でもそうじゃないですか?人として終わってるゴミ野郎は楽しそうで、真面目に努力している人ほど苦労している。
過去に私を虐めたクソ野郎は今、彼女が出来てかつクラスの人気者になっている訳ですし。
本当に、そいつがくだらないボケをして周りの人間が笑っているのを見て、あれほど胸糞悪いのは中々にないですよ。本当に。悪い奴ほど、後々酷い目に遭うなんて嘘ですからね。
そんな酷い話をうまく物語として落とし込んで、最高のダークファンタジーを作ろうと思ってこんな作風にしています。
『第32話 人は蟻と蜂と同様に』はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817139556933704705