こんにちは、鈴木 千明です。
3周年記念選手権も折り返しということで、少し感想や小説について書こうと思います。
まずは、応援やレビューをしていただいた皆々様、誠にありがとうございます!とても嬉しいです!嬉しい!!
なんかお祭りだー、やってみるかー、と軽い気持ちで始めましたところ、とても良い経験になっております。同じお題でこれだけの方々が小説を書くというのは、なかなか無いと思います。そして、600もの小説が1つひとつ違うというのは、やはり創作の面白さだと痛感しています。
では軽く、1日目から5日目までの小説について。
*1日目『梟と鵲と烏と男』
〝フクロウ〟と言われて一番最初に思いついたのは、闇夜に浮かぶ2つの目でした。ということでホラーにしよう、と。鵲は『開目抄』から。(レビューと応援を下さった中に知っている方もいたようで、ちょっと嬉しかった(笑))烏は鵲の天敵ということと、頭の良い鳥たちにしたかったので採用。現代では烏が一番不気味に捉えられるかもしれませんが、日常でよく目にする烏が、日常から転げ落ちそうな〝男〟の最後の逃げ道となっていました。梟の方は、一体誰の〝切り札〟だったのでしょうか。一応、自分の中で決めてはいるのですが、言ってしまうのは無粋ですかね…
他の方の作品を読んで、プラスのイメージが多かったのは意外でした。なぜ自分が怖いイメージを持っていたのかはわかりません。ちなみにフクロウは好きです。フクロウカフェにも行ったことがあります。かわいかった。
*2日目『二番手』
お題にストレートなタイトルですが、どうしても1単語にしたかった。理由は、某オムニバス形式のホラーテレビドラマを想像して書いたからです。グラサンの方がストーリーテラーを務めてらっしゃる番組です(笑)オチが重いので、神様はもうギャグなんじゃないかって勢いで書きました。登場したときは、パァー、ってSEが入ります、ええ。
かなり悩みました。2つくらいボツにした記憶があります。そのうちの1つが恋愛ものだったのですが、他の方のを読んで書かなくて良かったと思いました。あれは恋愛ものじゃない、うん。
*3日目『風が吹けば福来たる』
そんな中やって来たお題〝ラブコメ〟。皆勤賞を諦めようかと思いました。だって書いたことなかったし思いつかんし2日目に軽く挫折したし。なんとか無い発想を振り絞り、やっと出てきたラブコメ…これラブコメか?
しかしながら、今のところ一番評価が高くなっております。驚きです。お題発表のページにあった通り、ラブコメって人気なんですね…それに肖ることになるかもしれません。内容はともかく、タイトルが(自分で言うのも何ですが、)気に入りました。最後につけたのですが、メインキャラの2人の名前を入れたいと思い、これにしました。よくやった、自分(笑)
*4日目『東窓の書斎』
〝紙とペン〟と言われて真っ先に 〝something to write on/with 〟が出てきた時は、なんだか少し虚しい気持ちに…いや、悩まなくて良かったよね、うん。たしか高校受験の時に教わった面白い例文です。和訳は同じですが、最後の前置詞が〝 on 〟だと紙を渡され、〝 with 〟だとペンを渡されます。〝 about 〟は自分で作った英文なので違和感がありますが、そこは少年のセンスということで…って、少年は名のある小説家になる予定なので、ナンセンスを押し付けてはダメですね!ともかく、この言葉遊びを生かしつつ、紙とペンいえばやはり小説、となりました。スマホかPCで打ってますけど(笑)
意外と小説をテーマにしている方が少なかったんですよね。思いつき易いので避けていたのでしょうか?自分は〝 something to write… 〟の呪いにかかっているので仕方なく、はい…
*5日目『ワレモコウの咲き出す頃に』
最も悩んだお題『ルール』。広い、選択肢が広すぎる。とりあえず、ルールを壊すような話にしようと決めて書いてみました。ワレモコウの花、ご存知ですかね?猫じゃらしよりずんぐりした形状で、1つの茎に赤系の小さい花がたくさん咲きます。上の方から順に咲いていく、夏の花です。育て易いので見たことはあると思います。花言葉は…調べてみてください(笑)
まだ他の方の作品を読んでいないのですが、きっと奇想天外な〝ルール〟たちが待っているのであろうと、ワクワクしております。これを書き終えたら読ませていただきます。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます!3周年記念選手権も残り5回。いろいろな小説を書き、読める、大変良い機会だと感じております。後半も楽しみです!
2019年3月18日