アプリで『聴く小説』というのがあって、それで自分の小説を読んでいます。
え? どんだけ自分の小説好きやねん? って。
まぁ、それも半分あるんですが(あるんかい!)、実は意外にいい利用法を見つけまして。
読み上げソフトと日本語というのは、だいたい相性は悪いと思うのですが、それでも書いてあることをまんま読んでくれる…ということは、誤字脱字、特に脱字をよく見つけてくれるんですね。見つける…というか、聞かせてくれる…というか。
お陰でけっこうな間違いをこれまでに見つけて、チマチマ修正しています。
作者も一応、毎回投稿する前には二度三度と見直しして、なるべく誤字脱字のないように頑張るのですが、やっぱり目読(*あえて目で読むだけの読書、ということで目読としています)だけだと、勝手に脳内補完してしまうようで、残ってるんですよねぇ~。
こういう読み上げソフトを使ってるっていう作者様、もしかして多いのでしょうか?
もちろん、最初にも言ったように日本語と読み上げソフトはあまり相性はよくないです。というのも、日本語って漢字も一つの漢字に複数の読み方がある上に、ひらがなですらも「は(WA)」「は(HA)」、「へ(E)」「へ(HE)」、なんてものがあって、そりゃあ読み上げソフトからしたら「どっちなんかわかるかぁ!」と文句も言いたくなるでしょう。
私も『聴く小説』で聞きながら、時々、笑ってしまってます。「お母様」を「オハハサマ」。「小公爵」を「ココウシャク」。「黒角馬」はずっと「クロカクウマ」です。なにせ「角」を「ツノ」と読まないですね。絶対に「カク」しか読んでくれません。「角」にはまだ「カド」っていう読み方もあるんやで~。
いや、それでも昔の同じようなものに比べれば随分と進化したとは思いますよ。やっぱりAIなんでしょうかね? 随分と学習してます。
作者はこの『聴く小説』で、他の方の小説も楽しませてもらってます。申し訳ないですが、忙しい中「読む」暇がない時には、ものすごく重宝するのです。
キャベツ切りながら、聴く読書。洗濯物干しながら、聴く読書。
元々、テレビよりラジオ好きというのもあるのか、確かに役者さんが読んでくれるような上手なものではありませんが、物語がまったく思い浮かばない…というほどひどいものでもありません。時々おかしな言い回しの時は頭の中で補正しつつ楽しんでいます。
もちろん、後でその作者様のページに行って、ハート送らせてもらってます。いきなり数分でハートが次々についているのは、そういうことです。駄目かな?
作者様には、自分の小説の校正も含めて。読者様にはお忙しい時間のおともに。
オススメです。『聴く小説』。