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物語の中の方言

ようやっとテュコ回が終わりました…とりあえず。
ふぅ…軽い気持ちで方言にしちまったら、とんだ食わせ者だった。
別サイトでの読者さんに「土佐弁っぽい」とご指摘いただいたのですが、作者の土佐弁への憧れがそうさせたのかもしれません。土佐弁ベースで! と思って書いてたわけじゃないんですが、気付いたらそうなってました。
普通、土佐弁というと「坂本竜馬ですか?」となりがちなのでしょうが…(作者も勿論、司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』読みましたが)…作者の中の土佐弁アイドルは最首です。
……って、わかる人、いるんか?
一応、説明しておきますと高口里純先生の『花のあすか組』っていう漫画に出てくる女番長(番長でえぇんか?)です。
作者、強くて凛々しい女の方が好きなもんで、あすか組にはそんな女の人がいっぱい出てくるんですが、中でも最首はめっちゃ好き。本名忘れたけど、めっちゃ好き。
あの頃の憧れがまだ残っていたんでしょうね…気付けば、土佐弁的方言を作ってましたね。

本当ならば、オヅマなんて北の隅っこのド田舎の子なんだから、めっさ方言でも良さそうなもんなんですが、そこは小説あるあるで標準語ベースにしました。方言にしちゃうと、物語が入ってこないから。
これは歴史まんがとかでもそうですよね。平安時代の人なんて、本当は思い切り京言葉のはずやのに、物語上ではみんないわゆる関東ベースの標準語。昔の京都の人からしたら「なにが標準語なん? ウチらが真ん中におるんやし、ウチらがひょおじゅんやおへんの?」とツッコミたいところでしょうが…。
方言って、使っちゃうとものすごく印象に残る分、『色』がついちゃうんですよねぇ。だから主要人物に方言使わせるのはなかなか難しくて。
でも、好き。
作者は関西人なので、どうしても西の言葉の方が思いつきやすいのですが、北の方言も本当はもっとイントネーションとか理解できたら作りやすいんだろうにな。庄内弁は一時おしんを見ていた影響で、多少は思い浮かびやすいけど。


しかし創作方言とはいっても、声に出してみたら違和感があったりして、ちょこちょこ直しもって今の形になりました。直すったって、そもそも創作だから何が間違いかなんてことは誰も指摘のしようがないのですが。
ま、さほど違和感なく受け入れられていれば成功ってことで。

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