入江 薫

※ネタバレ注意！　まだ観てない人は閲覧注意です。 誰もが知っているとなりのトトロ。じつはこの話には私たち小説家が学ぶべき、驚くほど沢山の技法が散りばめられています。それをひとつず…

凡才である僕がマシな小説を書く為にまとめた覚え書き。 苦労して書いた数万文字を無駄にするのは、もうやめたい。 そんな思いでまとめました。 本工程表は、 ・長編を完結させられない…

父の銃を持ち、わたしは奴を追う。母と、妹の仇の、あの黒い獣を。

あの日、船が難破したあの日。わたしは神様になった。

断片と断片のつなぎ目の、少し妖しい物語。

わたしの彼女が住み着いてしまったのは……とある場所の、ちょっとクィアな物語。

別れた彼女は春の病を患って、冬の中にいる。どうしたら……助けられるのだろう？

彼女が、結婚するとわたしに告げた時。きっと腕のタトゥーは、羽ばたいたのだと思う。

ビアンズバーで知り合ったその女性は、目が不自由だった。歌が上手で、花に詳しくて、そして、秘密を持っていた。

山の薬師の元に届けられたのは、人族の女の腕だった。

手紙。往復の、片方だけの、ただ、それだけの物語。

わたしと蕾花さんは、彼女の妹のお墓に花を手向けるために、長崎にきていた。そこでもあの幻が、わたしの前に現れる。……名前。誰の名前だろう？ わたしが見たものを、そのまま書きました。

毎朝電車に乗るたび、同じ車両の同じ席に女子小学生二人が座っています。今日はこの場を借りて、二人の会話を紹介したいと思います。 A 少し背の小さな女の子。 B スラッとした長い…

ギルドルグ・アルグファスト自身は、特に語ることもないような凡人だ。 彼の父親であるジャック・アルグファストが、命を賭して国を守護した、救国の英雄であること以外は。 “魔法石”と呼…

「あなたの話、お金で買います」 　私こと、笑宮　葵は繁華街の路地裏で声を上げていた。 　私がこんなことをしているのには理由がある。 　それは涙を流すためだ。 　私は他人の涙する話…

スマホや携帯もなかった平成初期。 カラオケ店に勤める主人公、阿藤武志はある一人の女性に惹かれていく。 誰もが経験する、ごくごく普通のラブストーリー。そしてその結末は……。 ノス…

☆おしらせ☆ 　一部を除き非公開状態に変更しました。以降はnote版（URL:https://note.com/soufu3414/n/n7e9d677156a2?magazin…

☆おしらせ☆ 　一部を除き非公開状態に変更しました。以降はnote版（URL:https://note.com/soufu3414/n/n34f38e11e29f?magazin…

□本作について□ ・本作は著者・蒼風が、日々創作について考えたことをつらつらと纏めていくものです ・内容には持論や個人的な見解が含まれています。ご了承ください。 ・土曜日０時に更…

☆おしらせ☆ 　一部を除き非公開状態としました。以降はnote版（URL:https://note.com/soufu3414/n/n7fe07137f7f6?magazine_…

☆おしらせ☆ タイトルを「カクヨムコン４の歩き方」から「カクヨムの歩き方」に変更いたしました。 ◇本作について◇ ・本作は「カクヨムコン4」を題材にした「作品を読むときにやった…

□あらすじ□ 　インターネットが普及し、世の中には様々な「アドバイス」があふれるようになった。中には所謂「バズり」を見せて、多くの人に見られるものもある。 　しかし、それらは本…

□あらすじのようなもの□ 　渡会さんは美人だ。超のつく美人だ。おまけのように声優顔負けの良い声だ。 　ただ一つだけ欠点がある。それは、 「なんで世の自称・読者様ってのは、ちょっ…

☆前作「朱に交われば紅くなる」読者の方へ☆ 　本作は、自著「朱に交われば紅くなる」シリーズの設定を引き継ぎ、細部を見直し、リライトする半分新作となっております。 　一部キャラクタ…

嘉隆たちの住む町、赤井戸村にはある噂があった。死体が消える、という井戸の噂だ。人々はその現象を『鬼隠し』と呼んだ。 嘉隆はその噂を信じなかった。しかし、百合という女性を中心とし…

平安中期に書かれた小説、『源氏物語』。 その源氏物語をライトノベル風に読みやすく、わかりやすいことを重視して描きなおしたのがこの作品です。 この作品で源氏物語に興味を持った方は…

『北政所様の御化粧係〜戦国の世だって美容オタクは趣味に生きたいのです〜』 書籍版はTOブックス様より1〜2巻発売中。 3巻発売10月２日＆コミカライズ1巻10月14日発売です。 …

夫と別れ、ひとりで息子を育てている主人公は、少し疲れています。 街の喧騒を離れ、息子と公園を散歩する彼女が、いつも見かけるのが、真っ白なカンバスの前に立っている老人。まいにち同じ…

のちに『青海剣客伝　―薫風長崎篇―』で描かれた板野新二郎が、京都に潜伏していたころの出来事を、新撰組副長・土方歳三の口が語ります。勤王の志士、板野新二郎登場。

『青海剣客伝』の第五弾で、「薫風長崎篇」の続編にあたります。 青海藩筆頭家老・橘厳慎が何者かに襲撃された。襲撃者は何者か？　だれの指図によるものか？　その意図は？　斎絵都と板野喜…

「真犯人」「アフタヌーンティースタンド」「正気か！」の３のお題を使って、時代小説を書きました。掌編にはおさまりませんでした。 「青海剣客伝」の続編。 京都での騒乱の後、青海藩は…

【KAC202110】お題「ゴール」 青海藩、剣術指南役の跡取りである斎兵庫は、他流試合を控えて迷っていた。相手は、玄武館道場、千葉周作。強敵を前に自身の剣に迷いが生じていたの…

時代小説『青海剣客伝』の登場人物を紹介します。 読んでてだれがどういう人なのかわからなくなったら見てください。 作者も見ながら書いてます!?《随時更新》 （関連作品） 　#1『…

青海藩剣術指南役、斎兵庫の道場をひとりの武士が訪れた。 「腕の立つ男を探している」 ちょうどその頃、斎道場で剣を交わす武士がいた。「無様ですね」嘲笑われた男、板野喜十郎――。…

家の都合が優先される結婚において、理想なんてものは、あるわけないと分かってた。そんなものに夢見たことはない。だから恋などするものではないと、自分に言い聞かせてきた。叶う恋などない…

混沌とした戦国時代の大和。そのさらに山間の小村の領主の俺。 三百石・十八名の足軽を率いる超弱小国人衆の俺など、しょうも無い戦に狩り出されて終わるのがみえている。人生なんて実にあっ…

悪役令嬢・ざまぁ・転生ものじゃない正統派。 コメディ・ファンタジー要素を持ちつつ真面目でお砂糖もいっぱい入った恋愛もの。 《初めて書いた作品のため、文章等、至らぬところがあり…

「雨宮……。 　俺は静かに本を読みたいんだっ。 　此処は職場かっ？ 　なんで、来るたび、お前の推理を聞かされるっ？」

『新作短編小説募集「夏」』によせて、夏の思い出っぽいものを書いてみました。

東条朝陽が生まれてから十二年の間を過ごしてきた、『八雲町』にはなにもない。 かろうじてコンビニはあるが、全国チェーンの牛丼屋や中華料理屋、イタリアンレストランはない。 目立ったお…

世の中の人類は95%の無翼種と5％の有翼種に分類される。 僕の幼馴染は、有翼人種だ。

地球に埋蔵された資源が枯渇した未来。とある科学者が絵画からエネルギーを得る技術ＡＥＰを発明したことにより、人類は未曾有の大災害から救済された。 これは、絵画が“芸術としての価値”…

多分人生で一番濃密な七時間。 リアルな痛みの上をゆるっとふわっと駆け抜ける。 とかく生きづらい現代っ子なもんで、青春と呼べるほど優しくない。 こんな女子高生はお嫌いですか？ …

香鳴さまの自主企画　[第2期] 同題異話SR -Aug.- 『願いをさえずる鳥のうた』参加作 ポートブラックサンドに住む僕はドレークさんの話を聞くのが大好きだった。ある日、ドレ…

　もとは「暗闇の中で」というお題の短編コンテスト応募用に書いたものです。 　完全にホラーってつもりで書いてもいないので、現代ファンタジーとジャンルは迷いましたが、まあ、ホラー寄…

　戦争が始まった夏のある日、一人の少年の携帯電話に届いた一本の通信。元クラスメートからの悲痛なる叫び。 　少年は真実を知るために、誰も知り得ない戦地へと旅立つ。

仕事帰りの電車の中で、その日を振り返るお話です。 読んでくれる人に寄り添えることができたら幸いです。 「角川武蔵野文学賞」に応募する為に書いた短編です。 字数制限の4000字…

※全7話を編集して、全1話にしました。 「角川武蔵野文学賞」に応募する為に書いた短編です。 字数制限の4000字でジュブナイル小説を書くことに挑戦してみました。

　自分がいわゆる普通の人間ではないと知ってから、はや一年がたつ。相変わらず、何かと不順な日々を送っているが、今度は、銀ちゃんの災難をやたらと「見る」ようになってしまった。その流れ…

　25才になりたての初夏、古く落ち着いた家で、私は細く小さな10才の少女に戻っていた。 　すべてを「見る」というおばあさんから告げられたのは、自分が彼女のあとを継ぐ者として生まれ…