カクヨムコン恋愛部門参加作品
「千羽鶴、承ります」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884220912先日、無事に完結しました。
今回の近況ノートは、今作「千羽鶴、承ります」の後書きと、それに便乗して脳内キャスティングを公開します。
まずは、後書きから。
◇ ◆ ◇
「千羽鶴、承ります」は、執筆するつもりもコンテストに出すつもりもありませんでした。
花村と田沢というキャラクターは、以前から頭の中にいて、ちょっとしたストーリーもありました。第1章、第3章、第4章がそれにあたります。
コンテストに参加しないつもりでTwitterの会話に参加していました。
しかし、第2章にあたるストーリーが頭に降ってきて、頭の中で第1章から第4章がつながりました。
小説にしたい欲が出て、書くならコンテストに出したい欲も出て……しかし、前言を翻すのが嫌で、悩みました(過去の近況ノート参照)。
完結した今でも、前言撤回したことを後悔しています。
しかし、たとえ書かなかったとしても後悔していたと思います。
どちらに転んでも心境は変わらないでしょう。
普段から小説を書いている者としては、書いて後悔する方を選びました。
書くことで自分を保っている気がします。
生まれて初めて、長編の恋愛小説を書きました。
恋愛小説は読むのも書くのも慣れていないもので、「人間ドラマの一環としての恋愛」という位置づけで書いてみました。
紺藤は遅筆だと思っております。
「それでも、ケアをさせて頂きたい」は、4か月で11万字。
「千羽鶴、承ります」は3か月で12万字 。
ペースアップしたことで、モチベーションも保ちやすかったです。
今作で初めて心が萎えたのは、9万字辺りでした。
次に長編を書くときは、萎えずに書き終えたいです。
キャラクターを描くにあたり、気をつけたことがあります。
花村は、「大口を開けて笑わない」「成瀬順にならない」「ときめいているときの表現は『頬がゆるんでしまいそうです』か『にやけてしまいそうです』」「地の文とメッセージは敬語」。
田沢は、花村に「壁ドンしない」「顎クイしない」「子ども扱いしない」「ときめいているときの表現は『心臓が筋肉痛』」。
瑞樹は「農作業以外の外出は、作業服でなく私服。軽トラックでなく普通乗用車」←第5章は例外。
など。
……読者様に伝わっていたでしょうか。
誰がコンタクトレンズをつけていて誰が裸眼なのか、とかも決めていたのですが、そこまで書くとややこしくなるので、やめました。
今作で最も意外だったのは、花村を「可愛い」と言って下さるかたが多かったことです。
公開前は、「半分くらいの読者様に気に入って頂ければ充分」と思っていました。
私は花村を特段可愛いと思っていません。
長所も短所もある人間だと思っています。
癒し系のようなキャラクターだけど、がつがつ頑張りたい人にとってはペースを乱す邪魔者。
花村だけではありません。
田沢も、花村の目には格好良く映っても、他の人から見ると「世間知らずの学生」。
ふたりとも、読者様に愛されました。
でも、読者様に申し上げたいのです。
この子達の変な部分がありましたら、遠慮なく教えて下さい。
疑問に思うことがありましたら、教えて下さい。
作品の悪いところがありましたら、教えて下さい。
可能な限り、読者様のご要望に添えるように直します。
反省点多々あります。
もっと世界遺産を絡めて書きたかった、とか、群馬県の良いところを出したかった、とか。
赤城のグリーン牧場とか、フラワーパークとか、群馬町の古墳とか、群馬県には良いものがたくさんあるのです。
温泉だって、他県に劣らないと思います。
こんにゃくや、鶏肉、豚肉、野菜がおいしいです。
甘楽町の桜並木が綺麗なのです。
「ドライブインななこし」も書きたかった。
今作をきっかけに群馬県に興味を持って頂けたら、素直に嬉しいです。
後書きに書きそびれたことがあったら、また追加するかもしれないです。
今作だけではありませんが、小説を書くときは脳内キャスティングをすることが多いです。
私が考えていたキャスティングを公開させて頂きます。
必ずしもこれでなくてはならない、ということではありません。
というわけで、以下は脳内キャスティングです。
◇ ◆ ◇
花村みづき:志田未来
田沢洋也:山﨑賢人
花村秋瑛:松坂桃李
須藤瑞樹:神木隆之介
青柳淑美:広瀬アリス
内海静子:土屋太鳳
長谷川泰花:宮﨑香蓮
根岸結音:大野いと
多胡 希:新木優子
布施聡大:町田啓太
恩地由佳:石橋杏奈
伊東 悟:内藤聡(特別出演)
新田泰輔:忍成修吾
花村の父:中山秀征
花村の母:鈴木保奈美
田沢の父:尾美としのり
田沢の母:西田尚美
田沢の祖父:前田吟
堀越千博:中村俊介
《スペシャルゲスト》
新田解人:藤本哉汰
日下奈央:芳根京子
日下 英:上川隆也
《イメージはあるけれど登場しなかった人達(名前)》
堀越店長の妻(堀越麻由子):篠原涼子
秋瑛の彼女(長野美凉):木南晴夏
恩地の彼氏(樋口拓斗):工藤阿須加
◇ ◆ ◇
出ました。3度目の神木さん。
「刑事ゆがみ」の羽生刑事みたいな斜に構えた感じが瑞樹に近いと思っていました。
内藤聡さんは、DJのかたです。
内藤さんの講演会に行ったことがありまして、内藤さんみたいなDJを小説に登場させたいと思いました。
とても面白いかたなのです。
新田解人、泰輔は拙作「ほどくひと」、日下親子は「凪之比売」にも共通するキャラクターです。
他にイメージがありましたら、ぜひ教えて下さい。
また、この脳内キャスティングが目に余るものでしたら、遠慮なくお知らせ下さい。その場合は削除を検討します。
最後に。
いつもありがとうございます。
皆様のおかげで作品ができています。
本当にありがとうございます。
変な時間の近況ノートを失礼致しました。