第三部終了直後のものになります。
1 ルシール・フェアバンクス
元修道院長。34歳。
嘘つき、光り物好き、悪戯好きという妖精族の血を引く修道女。
聖女エリシャの無知と教会騎士の愚挙により信仰を見失う。
以降は不正蓄財に手を染める。
ロビンが大嫌い。アシタが嫌い。寺院と教会騎士が死ぬほど嫌い。
妖精族には不思議な力があり、特別なまじないや術を使う。高位の修道女。護身の心得があり、戦う事もできる。パイ料理が得意。なんでも包めばいいと思っている。
魔眼持ち。あまり強くはないが物事の本質を見る事に長ける。本人は殆ど意識していない。
総合力でいうと、実は結構すごい。
2 ポリー・アストン
42歳。アスクラピアの修道女として帰依したのは28歳の時。一児の母であったが、その子供を失った。それが原因で夫は酒と博打にのめり込み、暴力を振るうようになった。ポリーに残ったのは、信仰と癒者としての力だけだった。
ルシールとは喧嘩もするが、付き合いが長く、そのぶん深い関係。子供好き。パルマでのアビーらとの生活は、ポリーにとって忘れ難い思い出。
3 グレタ・パーカー
16歳。純血の羊人。頭部に巻き角があり、髪がふわふわなのは羊人の特徴。種族の特性として、穏やかで頑固。しかし思い込みが激しい。保守的。
妹のカレンと共に寺院に引き渡された……と言えば聞こえはいいが実際は人身売買。生まれつき癒者としての才覚があったが、神力が乏しく、聖エルナ教会に教育の名目で派遣された。囲われた羊。教会の外の事は知らない。アスクラピアの教義が全て。子供好き。血が嫌い。ロビンが嫌い。
4 カレン・パーカー
14歳。グレタの妹。純血の羊人。巻き角。ふわふわの髪は羊人の特徴。垂れ目。姉同様、典型的な羊人。穏やかで頑固。保守的。幼少時、姉のグレタと共に寺院に引き渡された。やはり姉同様、神力に乏しく聖エルナに教育の名目で派遣された。姉同様、囲われた羊。教会の外の事は知らない。アスクラピアの教義が全て。血が嫌い。実は姉より頑固。ロビンが嫌い。
5 アニエス
21歳。
敬虔なアスクラピアの修道女その他一号。実はロビンと同期。本人はその事を不快に思っている。ロビンが嫌い。教会騎士が嫌い。元孤児。それ故、主人公やゾイ、アシタの境遇には思う所がある。実は子供が苦手。主人公の子供らしくない所と自由を尊重する気風を気に入っている。治癒もこなすが護身術も結構やる。
6 クロエ・ヴィオレーヌ
25歳
アスクラピアの敬虔な修道女二号。元は寺院に居たが、神力に成長の見込みなしと見なされ、聖エルナ教会に派遣された。落ちこぼれ。根暗。割と責任感が強く、実はルシールからの信頼は厚い。ロビンが嫌い。アクアディ出身。治癒より護身術の方が得意。ちょっと強い。家族に仕送りしていたが……
7 アンナ・ドロテア
25歳
アスクラピアの敬虔な修道女三号。噂好き。おしゃべり。クロエとは同期で仲がいい(と思っている)。実はそうでもない。ポリーとは気が合う。(おしゃべり仲間)ロビンが嫌い。実はルーズ。そういう所を気にしない主人公を気に入っていた。割と世話好き。護身術も使うが、治癒の方が得意。
8 ゾイ
12歳
種族ドワーフ。
明るい。真面目。辛抱強い。頑固。理知的。怪力。器用。基本、嘘は吐かない。都合が悪い時は黙るか知らないと言う。怒ると怖い。『ゾイさん』。
深き愛故にディを失った。愛なき故にエクソシストとしての力を得た。クラス特性として『不惑』の精神を持つ。強い精神異常耐性がある。