令和の米騒動で備蓄米が話題となりました。
先日コンビニで、備蓄米おにぎり、というのを発見したので食べてみました。
味は、まあ普通じゃないかな。
ゆるめに握ってあるせいか、米の固さは感じませんでした。なんというか、炊くときに水分を多めにするとか、工夫のしようはいくらでもありそうです。
全く同じ条件で炊いたら、古い備蓄米の方が味が落ちるとか固いとかがあるのかもしれません。でも食べ比べないと分からない。あるいは食べ比べても分からないかも。
2021年産、とありました。今年が2025年。で、まだ今年の米はできていないから、2024年の米が最新ということになります。
2023年産が古米。
2022年産は古古米。
2021年産は古古古米ということになります。
古古古米。さすがにすごく古そう。
ですが、古古古米と言わずに備蓄米と言うことによって、マイルドな表現になっています。ものは言いようですわ。
そして更に、パッケージには2021VINTAGEと書いてありました。
その表現があったか。
なんか、ビンテージだったらむしろカッコイイまである。
念のためヴィンテージの意味を調べてみると、古くて価値が高い年代物、だとか。
それ、古古古米とは微妙に違いますよね。ワインとかそういうのを言うワードですよね。
ほんと、マジでものは言いようだなあ。
言葉の使い方によるイメージの差は大きい。何でも横文字を使う風潮はどうかと思いますし、今回のケースはそもそも適切な当てはめとも思えません。古古古米をヴィンテージというのは誇張表現というか、美化しすぎというか。
それでも言葉はやっぱり使い方次第。
小説を書くからには、それくらい言葉の使い方に敏感になるべきだと思いました。