27年半ぶり6回目の珍事というか、甲子園で古豪復活レベルの大事件が起きました。
半年に一度の文学界のお祭りイベント、芥川賞と直木賞が、両方とも該当作無しとなってしまいました。
いやまあ、そりゃ、選考委員の先生は、相応しい作品が無かったと判断したんでしょう。それ自体は真面目な検討の結果だから悪くは無い。
だけど芥川賞直木賞って、何のために存在するのか。をそもそも考えると、紙の本が売れなくなっている昨今にあって、受賞無しはリアル書店にとっては致命的な商売の機会損失ですよね。
そう考えると、本屋大賞は絶対に間違いが無いですよね。あれって確か点数制なので、どれかの作品が必ず一位になる。
本屋大賞は、既に売れている作品が受賞する賞なので、賞としての存在意義ははっきり言って無いと思うのですが、リアル書店の販売促進ブースト装置としては極めて優秀すぎる。
こりゃ、芥川賞直木賞は存在意義自体を問われてしまうぞ。
それは困るんですよね。
以前から言っているとおり、私は直木賞候補になるのが目標。
それを達成するまでは、直木賞に無くなってもらっては困ります。
まー、以前近況ノートに書いた通り、直木賞作品ってほとんど読んでいないんですけどね。
https://kakuyomu.jp/users/1234aiueo/news/16818622177299914167そういえば今回は芥川賞直木賞の第一回から90年らしいです。太宰治が落選して90年か。
芥川賞直木賞の候補だったけど落選した人の誰か、太宰治みたいに、川端康成につっかかったりしないかな。