先日、第173回の芥川賞、直木賞候補が発表されました。半年に一回だから、割と頻繁にやって来るイベントです。
実質的には候補にあげられた作品に、一カ月の販売促進期間を付与するイベントですよね。
書店にとっては、これが重要な商機だ。
以前から常々、直木賞候補になるのが自分の目標、と言っています。
目標とするからには、その目標が、どのくらいのレベルのものなのかよく知っている必要がある。
過去の直木賞作品を多く読んで、そのレベルをよく知っておくべき。
それは建前なんですが。
実は、、、直木賞作品って、あまり読んでいないんですよ。芥川賞作品はけっこうな数を読んでいるのですが。
直木賞作品は、数える程度しか読んでいない。
実際に数えてみました。
海音寺潮五郎『天正女合戦』
南條範夫『燈台鬼』、
司馬遼太郎『梟の城』
水上勉『雁の寺』
宮城谷昌光『夏姫春秋』
芦原すなお『青春デンデケデケデケ』
伊集院静『受け月』
浅田次郎『鉄道員(ぽっぽや)』
山本文緒『プラナリア』
石田衣良『4TEEN フォーティーン』
江國香織『号泣する準備はできていた』
東野圭吾『容疑者Xの献身』
三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』
川越宗一『熱源』
西條奈加『心淋し川』
米澤穂信『黒牢城』
16作品しかないじゃないか。
えっ、たったこんだけですか。
自分でも、もっと多く読んでいるもんだと思っていた。
いやまあ、芥川賞はもっと多く読んでいるんですけどね。直木賞はどうしても網羅が薄い。芥川賞は100枚くらいの中編だけど、直木賞はガッツリ長編なので、読むのにも時間がかかるのです。
それはそうと、直木賞作品の「積ん読」がけっこうあるんですよ。7作品くらい。『テスカポリトカ』とか。じゃなかった。『テスカトリポカ』でした。
でもその積ん読、いつ読むのか。
自分が死ぬまで。
に読み切れなさそう。