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造語だけでは勢いに欠けるので

「恐怖の〇〇〇」と頭に付けて、タイトルを考えてみよう。



恐怖のそうめん霊柩車

恐怖のそうめん飴

恐怖のそうめんペンパル



何だか「そうめん」ばかりになってきた。

疲れているせいか「そうめん何々」という形しか思い浮かばない。

それにしても「そうめんペンパル」というのは、文通相手がそうめんの話ばかり書いてくるのだろうか?

「こんにちは!さて、そうめんの話ですが……」

と、いつもこればかり。たまには別のことも書けよと思いつつ、文通が続く。

で、実際に会おうとしたらその人は約束の日の前日に死んでいる。

そうめん霊柩車に乗せられてやってきて、遺体として涙のご対面が初対面だったりして。

遺書に「こんな形で会うなんて……そうめんなさい」と書いてある。

謝る時ですら「ごめんなさい」とは書かずに「そうめんなさい」なのだ。

「ふざけるなよ!」と、遺体の頭をゴツン、と殴ったらパカッと頭が割れて、中からそうめんの束がドサーッと出てくる。

 【完】

2件のコメント

  •  そうめんなさい……って。面白すぎます~。変な声をあげて笑ってしまいました。ラストのパッカン・シーンは、赤塚不二夫先生の絵で浮かんできました。天才バカボンなんかに出てきそうなお話だと思って。近況ノートで発表なんてもったいないです。
  • コメント有難うございます!
    久々に会心のいい加減さで、スラスラ書けました。
    何となく雰囲気としては楳図かずおとか伊藤潤一かなと思いましたが、赤塚不二夫でもいいですね。
    褒めていただいたので、もう少し細かく考えて書けそうな気がしてきました。

    ・女の子同士が文通している
    ・主人公は同じクラスの男の子の話がしたいが、相手はそうめんの話題ばかりで、イラストもそうめん
    ・一度、会ってみるが……

    といったあたりはほぼ確定しています。
    お楽しみに~。
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