コノハナサクヤさんという、いろいろな作品のレビューを熱心に書かれている方がいて、私の「夢三十三夜」を読んでいただいた。まる一年前の作品だというのに……。
しかも、一日一作というペースで!
最初はもちろん、嬉しかった。
そして「これは毎日、ラブレターをもらっているようなものでは?」と思うようになった。やがて「この人、大丈夫かな」と心配するようになり、「まあ、おそらく続かないのでは」とも思った。
折り返し地点では沿道で旗を振って「がんばれ~」とマラソンランナーを応援するような気になった。
「この人、いつか倒れてしまうのでは?」とハラハラしつつも、もし倒れたら「立て、立つんだジョー!」と叫ぶつもりでいた。
それでも彼女は走り続けた。
「オヤジの栄光時代はいつだよ…… 全日本の時か? オレは………オレは今なんだよ!」
的な気迫をこめつつ……。
やがて年が明け、お正月が過ぎ、一層の厳しい寒さが日本列島を包む中――。
そんな冬のある日――。
本日、とうとうゴールしていただきましたー!!
33日もかけてゴーーーール!!
マラソンというより、トライアスロン並みのハードワークだーーーーーーーー!!!
「これで最後かと思うとさみしい」的なコメントをいただいたが、さすがに「創作論のメモ」を一日一話ずつ読めば、とは言えなかったです……(一日一話で74日かかります)。