何だか最近の自主企画は、やや荒れているような気がしなくもない。
荒れていると言っても、主催者と参加者が罵り合っているとか、暴言の応酬が目に余るほどひどいとか、そういうレベルではないが、
1.誰でも参加できて、やたらとハードルが低い
2.よくわからない条件で、意味がほぼ不明、説明が長くて下手
のうち、
1は参加者が数十名になるが、参加者が互いの作品をほとんど読んでいない。
2は、企画の趣旨が何だかよく分からず、結果的に参加者が1桁台で終了。
こういう企画がほとんどになっているように見える。
少し前までは、もう少し意味や意義のある企画が多かったように思えるのだが、今は「こういうアイディアで!」「これをやりたい!」といった、企画の芯があまり感じられない。
このままだと自主企画という存在そのものが注目されなくなって廃れるか、何か新しい傾向が出てきて巻き返すかになりそうと言いたいところだが、どうもこのままだとかなりの確率で前者に転げ落ちてしまいそうである。
自分は今「立ち読み紳士の生活と意見」をコツコツ書いている途中なので、自主企画にはいくつか参加しつつも、気持ちがそちらには行っていない。だから尚更、「自主企画、滅びるね……」といった感想を持ってしまうのかもしれない。