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昨日思いついた話の続き

昨日思いついた話の続きをあれこれ考えてみると、これはキャラクター物といえるのかもしれない。

ある人物がいて、その人物について語る語り手がいて、聞き手がたまにチラッと登場する。ホームズや半七捕物帳のような感じである。

感じといえば、もっとモデルにしている作品もいくつかあって、たとえば須賀敦子の「こうちゃん」とか、「高校球児ザワさん」とか、あれこれ思い浮かぶ。それにヴァレリーの「テスト氏」も挙げておきたい。

短い断章の集積なので、頭と中盤とお終いの回を最初に書いてしまって、あとは隙間を埋めるような書き方にしてもよい。頭と尻尾さえあれば、残りはどうにでもなるので。

全5話でも、50話でも、500話でも構わないという、蛇のような構成である。

2件のコメント

  • キャラ文芸ですね!
    と、それはともかく、「テスト氏」は読んだことないです。
    ザワさんと並べるセンスが、目さんらしい。
  • 「ある特定の人物について書いた文章」が、小説でも評伝でも割と好きなので、そういう嗜好が結実したような感じですね。自分でも意外でしたが、それを書いて実際に読まれるとすれば、カクヨムでの扱われ方は「キャラクター物」ではないかなと思いました。ジャンルとしては「現代ドラマ」になりそうなので、アウェー感があります。

    「ザワさん」は一話ごとの短さが好きで、内容も中盤くらいまではすごく好きなんですけど、終わりの方がちょっと残念な気がしますね。「テスト氏」は難しいので、沼田元気の「ぼくの伯父さんの東京案内」という本をお勧めしたいです。これらの先行作品を自分なりに進化、発展させたようなものにしたいなあと思っています。
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