• 主催者:藍豆
  • 2022年2月23日 07:15 作成
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参加作品数

18

参加受付期間

  • 終了

企画内容

 脳にはフィクションとノンフィクションを完全に切り離して認識する機能がない。これはすでに多くの研究から判明している事実だとか。つまり、いくら本人がフィクションと理解していても、作中で語られる思想や価値観は無意識に脳に刷り込まれてしまうというわけです。
 実際、ディストピア小説を読むことで暴力的な思想が強まるという研究成果が発表されているそうで。たかがフィクション、たかが娯楽と侮っていると、いつの間にか不平不満を暴力に訴えるような人間で溢れ返った世の中になってしまうかも。
 まあ、現にそういった暴力事件のニュースには事欠かないわけでして、これはもう利潤を追求するあまり人の心を失った関連業界の罪というべきかもしれません。
 そもそも過激な表現というのは、面白さや楽しさに直接関わる要素なのかと改めて考えると、どうも違うように思えます。本当に面白い作品は、そういう要素抜きでもストーリーや設定だけで十分面白いはず。あれこれと織りまぜられているせいで勘違いしているだけじゃないでしょうか?
 そこで、この企画では過激な表現を含まない小説を募集します。読み合いではありません。条件は次の通り。違反作品は断りなく除外します。


(参加条件)
・レイティング(残酷描写、暴力描写、性描写)のいずれにも該当しないこと


(注意)
 本企画で説明している事柄は、あくまで世間に公表された研究結果と、そこから懸念される影響について述べたものです。賢明な方ならお気付きでしょうが、他人に害悪を及ぼさない個人の味覚などと同列に論ずる類いの話ではありません。
 たとえ根絶不可能であろうとも暴力は一つでも少ない方が世の中のためには良いと個人的には願うところですが、世間にはそういった考えや行動を退屈で下らないと罵る輩もいるようで。まあ、過激な暴力性や残虐性を大人の嗜みと捉える、暴力に飢えた方のようなので、仕方ないのかもしれません。
 そんな要素を含まなくても面白い傑作は世の中にごろごろしてますし、なぜ過激な表現を含まない作品を一概に退屈と断言できるのか? 考えの根拠がよくわかりません。
 当の本人が書く小説はレイティングに該当するほどの過激さがないと本当につまらなくなってしまうものなんでしょうか? だとしたら、かなり残念な作品かもしれませんね。

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「過激な表現を含まない小説の本棚」を選択してください。

運営より

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  • イベントへの参加・解除は開催中のみ可能です

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