「花火 思い出」を含む小説

　若月香は、高校入学し同じクラスになった園田日菜子のことを「とても綺麗な人」だと思っていた。 　最初は、日陰者の自分とは住む世界が違う人だと感じ、交わることもないだろうと思ってい…

20年前の2004年10月23日に起きた、新潟県中越地震に寄せて。 震災で失うのは、今あるモノや幸せ。そしてその場所を知る人々の大切な思い出までも壊されてしまいます。戦争もまた然…

この町に移り住んで一年の「私」が家族皆で地元の花火大会へ行く事に…。 そこで感じた物は…。

仙台から祖父母の家に訪れた少年が体験した、忘れられない夏の思い出。従兄弟との遊び、地元のパレード、花火大会など、田舎の風景に溶け込む日常が、彼の心に深く刻まれた。都会では味わえな…

第3回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト応募作。 イメージテーマは「都会の喧騒から離れ、田舎に住む親戚のおねーさんとのんびり過ごす夏の一日」です。 ※全５～６話予定 ・田…

夏休みの終わり、女子高生の由香は、退屈な日常の中で不思議な少年と出会う。川遊びやお祭り、花火など、二人はお盆の期間を共に過ごし、次第に友情を深めていく。しかし、楽しい時間が過ぎる…

公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」 の応募用に書き下ろした 夜中にトイレに行けるマイルドホラーです。 小さい頃の不思議体験が元なのですが、 未だに、アレが何…

高校以来の再会は思い出の花火大会。 花火を見上げて、それぞれの想いを馳せる大人たちについて書いた短編3本です。 打ち上がる花火に合わせて歓声が波のように押し寄せる。 甚平と…

この、作品はエッチィホムペの方で公開している作品に修正を加えて、過激な描写を排除した〔カクヨム安全版〕です。 夏＝打ち上げ花火というイメージで。 （ホムペの方に置いてあるオリジ…

その日僕は、生きる意味を失った。 何も入っていない鞄に財布だけを入れ、僕は電車に乗り込む。 そして僕は余命僅かの少女と出会った。 「お兄さん、『死にたい』って目をしてますねぇ」…

君といた夏の日

美術部に通う男子高校生の空野花火。 彼には好きな人がいた。クラスで隣の席の女の子でショートヘアと色素の薄い茶髪が特徴の夏野蒼。 1年生の時から夏野のことを好きな花火だが、その気持…

倉庫の片付けを頼まれた俺。 足を滑らせ脚立から落ちた先は、何十年も前の過去の世界だった。 壮大な廃材（書きかけの小説、約6000字くらい）をバラして、違う小説を作ってみたくなり…

　二人は全裸になり、6年ぶりの思いを込めて抱き合った。 あの時は見よう見まねだったが今はその時を刻みながら深く二人は愛し合った。 まどかは「クラス会の時に大きな花火が上がったでし…

「カレー」「猫」「花火」の三題噺。 十二月に死んだ叔母の猫を引き取り、カレーの味に一喜一憂しつつ、叔母の遺言にしたがって花火をする男の物語。 サクッと読める2000字以内のショー…

線香花火が落ちる前に俺は告白する。 繰り返す夏の思い出。

小学二年生のころの思い出です。

　雷電　明人（らいでん　あきと）はある状況がきっかけで決まった行動をとってしまう精神疾患『トリガルーティン症候群』を患っていた。彼が発症するタイミングは中学二年の夏に離れ離れとな…

心に残ったあの夏の花火。 私はそれをずっと見つめていた。 目の裏に焼き付いた残像ももう消えてしまったのに。 それでもずっと星のない夜空を見つめていた。 それは遥か昔のことで、…

第9回空色杯に応募した作品です。 ある夏の花火大会の日、人々から離れたところでこっそり手持ち花火をする男女。 誰も知らない想いを夏の夜風にのせて、あの人には、きっと届かない。