「第三回偽物川小説大賞」を含む小説

◆登場人物 髭宮　（ひげみや）　　　　刑事 小早川　（こばやかわ）　　刑事 雷々亭　是雄（らいらいてい・ぜおす）　　司祭　妻帯者 和沢井　葉虎（わざわい・はとら）　　シスター…

高校時代、私達三人は毎日飽きもせず一緒にいた。 そんな時間が永遠に続くと、信じて疑わなかったあの頃からもう十年。 私達二人は酒を飲み交わしていた。 行方が分からなくなった一人を想…

第三回偽物川小説大賞にて銅賞をいただきました、『虚ろなる者』（https://kakuyomu.jp/works/16816700427339002964）のあとがきのようなもの。

王太子を殺害したとみなされる聖女アリスは、異端審問にかけられる。 聖女アリスは『決して嘘をつかない』と異端審問特級神官に告げ、その晩、いったい何があったのかを語る。 果たして、神…

近未来。超越知性の招きで人類が初めて降り立った太陽系外惑星には、理論上知性を持ち得ない生物しか存在しなかった。だが超越知性は現に存在する。神の如き導きを示した神の如き存在は、いっ…

有史以前、『黒き岩』と呼ばれる巨岩を崇める、三つの部族の物語。 第三回偽物川小説大賞（テーマ：神）に寄せて。 あとがきのようなものを書きました。 ネタバレ満載なので、本編読後…

　再現性のある奇跡が発見された社会で、私こと伊集院遥香は上司の三間坂さんと天使の研究をしている。 　ある日のこと、同じく研究者の山田川さんが、おぽぽ様なる存在を神と崇めるカルト宗…

グランドホテル地球号！ 私を知らない君たち日本人もこの星の一員なんだぁーっ！！いっくぞぉー☆ ※『第三回偽物川小説大賞』参加作品。 テーマは『神』です。（https://kak…

　とある辺境の街の大聖堂、神の花嫁を選考するための会場に、手違いから紛れ込んでしまったごく普通の少女・ミカル。 　困惑する彼女に声をかけてきたのは、なんと自らを「神」と名乗る不審…

怪物が現れ、人間の殆どは滅んでしまった。 でもそんな世界にも希望はある。天才少女すーちゃんとかみさまを作れる不思議な卵「ホープスエッグ」。 私たちはこれを使ってかみさまに願いを叶…

30代になっても工場バイトに明け暮れる丘野。そんなとき高校のクラスメイトの言葉をふと思い出す。

　私たちの頭の中に神の声が響く。 　神の導きに従えば、人間達には『小さな幸せ』が約束された世界で、殺人が起きる。 　婚約者である遠止美を友人に殺された花南。犯人である友人は『天啓…

b and ♭ Ball and Flat 異なる文化や言語がぼくと彼を隔てませんように。第三回偽物川小説大賞参加作品です。 引用：「春に」谷川俊太郎

大学時代、お世話になった先生の訃報が届いたのは数日前のことだった。 先生の研究室が解体されると聞き、貴重な標本たちが散財しないよう私は数年ぶりに大学を訪れ、一人の少年と出会う。 …

小学生最後の夏休み、その8月31日、僕は変な女に出会った。第三回偽物川小説大賞参加作です。よろしければよろしくお願いします。

「ラヴィネの海戦とは、ナストク半島のラヴィネの沖合でカラマン朝海軍と神聖同盟・エリティアの連合海軍が激突した史上有数の海戦である」 ムスタファ＝サレク『東西大陸史』「ラヴィネの…

世界で一番自分がかわいいと思っているコレーはある日、気苦労の絶えない冥王ハデスに攫われてしまった。 これはそんなスキャンダルが天地を揺るがし、地上に『季節』というものがもたらされ…

『第三回偽物川小説大賞』様に出品させていただきました。 この作品はその大部分に「思想的要素」を取り扱います。1ページ目に注意書きをまとめさせていただきましたので、必ずお読みくださ…

宮尾伊織の家は先祖が殺した猫『おタマ様』に代々祟られている。誕生日に婚約者から結婚資金を持ち逃げされた伊織は、突然、祟り神・おタマ様が見えるようになった。「アンタが七代目を産めず…

宗教と名の付くものは、どいつもこいつも人間さま専用。 どこかに吸血鬼用の宗教はないものか？　ないなら、オレたちで作っちまおう！ 人間（アカスナ）の世界で正体を隠して暮らす、吸血鬼…