「流氷」を含む小説

【あらすじ】 大気圏流氷に暮らすナギサペンギンのペンタロウはある日、地上から宇宙へ伸びる塔を見つける。塔は量子糸で編まれていて、南下する流氷がぶつかれば、本質的に量子的なペンギン…

小野寺駿、元特攻隊員。一度死んだ身である彼は、「何か」を見つけるべく、とある課題をこなし続ける。死して尚死ぬことのできぬ者たちは、その「何か」を見つけることで、真に己の求めた幸福…

※カクヨム2022Web小説短編特別賞受賞、ご当地短編小説入選 知床羅臼の美しい自然を背景に、惹かれ合う男女の一場面を描きました。 文章のリズム感に注力しました。一気に読んでい…

芹沢隼人(せりざわはやと) ごく普通の高校3年生。両親を事故で失い、今は両親が残した貯金とアルバイトで生活している。 デューク 数年前に爪の部分が化石となって発見され、隼人の通…

ジリ貧の日本を盛り上げる為、多くの人が集まった。だが特に打開策は見つからず、なんとなく料理の世界大会が決定。優勝を運命づけられた空挙源太郎に対するは、どこまでがんばっても準優勝の…

北の大地から流氷を渡って独り旅をしている、１匹のキタキツネ。 流氷のど真ん中で、ふわふわ浮いてる赤い風船を拾った。 「そうだ！俺の我が子に持っていってあげたら、喜ぶだろうな・…

山林機動自走高射砲・通称「肢闘」を運用する第７０１肢機中隊は砲兵その他陸上自衛隊の大部隊とともに共同演習のためヤキマに送り込まれる。初めの数週間は着々と各種演習をこなしていくのだ…

　僕はティーカップを持ち上げる。水面は震えない。それは僕が贋(にせ)だから。つくられた人間だから。――ねえ、タリス、たとえ僕が君の世界の生き物でなくったって僕は君の子供だ。それだ…

「流氷姫は微笑まない」の導入にしようと思って書いた一節です。同じく2018年前半の作。 「狐の家族」にも接続しているので前置きとしてうってつけなんじゃないかと。 テーマ的にはキャ…

　冬の日本海、試験中に消息を絶ったロシア軍の肢闘・ドルフィン２機が日本の護衛艦の前に浮上、亡命の受け入れを求める。しかしいくら呼びかけても乗員は機体の外に姿を現さない。それはでき…

強気な少女スリサズが、冒険者の酒場の依頼をこなしながら山へ森へ海へ砂漠へと旅をする物語。 情景描写の評価が高いです。 第一章「氷の魔女の春捜し」 　春告げ鳥と呼ばれる少年が失…

一匹のキタキツネが流氷の上を見上げた。 「あっ！ゴム風船だ！きれ～い～！！」 　でも、 　森の中に飛び込んだ風船を廻って、 　 北の動物たちが大騒動！ 　さあ、どうなる？…