「心象風景」を含む小説

ずっと生きにくさを感じてきた。どうしてだか、いつも遠くて、視界はいつもぼんやりしていて。何処かに落としてきたココロのネジは見つからないままで。

ふたりの女性がいる。 ひとりは高校教師の高津実莉（たかつみのり）。 ４３歳独身。微妙に要領が悪く、人生目標を絞り一点集中することでどうにか望むような人生を歩んできた。仕事に充実…

・心象風景や哲学っぽい匂いの詩。 ・思い出とかノスタルジーとか。 ・「ここではないどこか」な感じの詩が多いかもです。

＃葵樹（あおい　いつき）の独白 　柔らかな桜色の光の中で、私は堅く閉じられた部屋の窓辺に佇立ち、外界へと思いを馳せた。 　私の魂は一筋の光に導かれるように、肉体という外殻へと吸…

　別世界かと思うほどに幻想的な空の下、青年は夜を具現化したような少女と出会う。彼は彼女との本当の出逢いをまだ知らない。これは実際に起きた、だけど誰も覚えていない、夢のような話。

夜の闇に紛れて、こっそりとつぶやく、詩とも掌編ともいえないような、とりとめのない言の葉です。

　一、二分で読める、ざらっとした舌触りの一話読み切りショートストーリー集です。 　起承転結は一切考えていません。ぱちりと切り取った心象風景、点景を、椅子の上に画鋲のようにぽいっ…

音楽が誰かの人生に影響を与えるときの心象風景ってきっとこんな感じ

更生医官である『私』は、医療少年院に収監された窃盗と暴行の常習犯である十七歳の少年、坂井アキラと面談することになる。 アキラの語る、およそ現実とは思えない光景と出来事。しかしなが…

小さな挿話のような短い物語です。 ひとりの誰かが何も知らない場所で、何もわからないまま迷いの中で歩いている、そんな心象風景を覗き込みます。 サザンクロスという名の植物の花言葉から…

白鳥みゆは、木野風雅（フウ）の幼なじみ。心の弱いフウはみゆにべったりで、みゆもなかば仕方なしに面倒を見てきたつもりだった。高校も同じところへ行く約束だったが、高校入試という問題が…

―お品書き― ◇朧月 月が雲に隠れた夜。影が闇となり、闇が影だったことをわたしは知る。 ◇海へ 汚れた両手。晴れ渡る心象風景。迫る生き地獄からの逃亡は、少女をどこへいざなうのか。…

　もとはとある「桜を嫌いな理由」をお題にした短編コンテスト応募作です。 　お題からして、もう「桜の樹の下には屍体が埋まっている」の名言しか頭に浮かびませんでした。 　これは梶…

心をとらえて離さない心象風景を俳句にしました。

存在しない記憶と感傷の話です。縦組み閲覧を推奨します。

友人の妹について知らせがあった。私は過去の自分と今の自分を見比べることでつながりを再認識することになる。 モノクロームの心象風景が、やがてカラーを取り戻す。

できたアート作品がよくわからない。これってどういう意味なんだろう。（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ

※2022年7月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

　奇妙でありながら何処か美しくもある不治の病「奇病」を患った者と、ある国に秘匿された研究機関。 　生物の深層に眠る心象風景が小さな世界として具現化、或いは奇病を患った者が辿り着く…